こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

萩の鶴 >風間俊君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

萩の鶴(はぎのつる) くだもの なんて見事なラ・フランス】

ラフランス? 意外にドライな フルーティー

萩の鶴

萩の鶴
萩の鶴

こないだ「さくら猫」を飲んだばかりの萩の鶴さん。今回もかなり目を引くお酒ですね。
こちらは、これまでに「来福 フルーツポンチ」や「百十郎 レモン&白ぶどう」を飲んだ「くだもの」シリーズ。広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業「コンセプト ワーカーズ セレクション」の一環です。こちらのお店のメイン仕入れ先が酒商山田さんということもあり、これまでにもけっこうたくさん飲んでます。

お酒のコンセプトは、まあ、もう説明不要ですね。見たまんま。この子がどれくらいラフランスなのか、さっそく飲んでいきましょう。

色は白銀おりがらみ。
香りはほわっと米旨甘と、ほんのりにごりの乳酸感。ん? ラフランスはどこに?

口当たり、チリチリしゅわっと炭酸感。さわやかフルーツほの酸味。酸が広がりつつ、にごりの苦味もぽわん。奥に甘旨おだやかに。
うーん、ラフランスと言われたらそんな気がしなくもないかなあ。いや、微妙。ラフランスだとしても、かなり青めの熟してないラフランスですね。意外にドライで、ラフランスから連想される、やわらかくてねっとりした豊かな甘味ではありません。

アテは、引き続きの海鮮ワイン蒸し。これがめちゃくちゃ合います。魚介の旨味をお酒の酸味が切ってくれて、白ワインのような合い方。しかもこのワイン蒸し、ただでさえ美味しかったのに、途中でマスターが「パスタ入れますか?」って。そんなの美味しいに決まってるやん。少し残った具とスープを温めてもらって、そこにパスタを投入。しかもトリュフ風味の粉チーズまでついてきて、もう優勝! こちらのお店、いつ来ても料理が素晴らしいんですが、その中でも特に美味しかった!

ちなみにお酒は少し温まって涼冷え(15℃)くらいになりましたが、甘味が少し開いて良い感じ。冷酒も良いけどこれくらいも好きですね。

ジブリで例えると「コクリコ坂から」の風間俊君。爽やか硬派な好青年。恋愛映画のメインなのに思ったより甘くないですね。

ラフランスかどうかは微妙だったけど、美味しいお酒でした。

好き度:★★★★

萩の鶴

萩の鶴

【DATA】
蔵元:萩野酒造株式会社(宮城県栗原市)
造り:純米吟醸 おりがらみ生酒
精米歩合:60%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:-1 ・・・ 普通
酸度:1.6 ・・・ 高め
アミノ酸度:1.0 ・・・ 低い
酵母:協会901号酵母
製造年月:2024年2月

 

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