こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]ギザエモンノコイビト > ルパン(カリオストロの城)

【貴醸酒 ギザエモンノコイビト】

濃厚甘苦キレキレ貴醸酒

ギザエモンノコイビト

香りはわずかにカラメルっぽい甘さとアルコール。
口に含むと、力強い甘味+苦味の味わいと、甘+セメダイン+高級アルコールの含み香がいきなりガツン。
やっぱり貴醸酒らしい濃厚さ! と思ったら、後半はすっと引いていってきれいに切れます。ちょっとびっくり。貴醸酒にもいろいろあるなあ。面白いし魅力的です。

調べてみたら、スペックは日本酒度マイナス40、酸度2.6、アミノ酸度1.6。なるほどマイナス40じゃ、そりゃ甘味がガツンとくるのは当然。それを高い酸度でスパっと切ってるんですかね。この極甘さでこんなにきれいに切れるのってすごいです。

ジブリで例えると「カリオストロの城」のルパン。女好きで欲望に忠実でスリルを求めてて、濃厚。でも最後には「なんと気持ちのよい連中だろう」なんて言われて爽やかに姿を消すんです。内心は未練も後悔もあるかもしれないけど、それを見せないのが中年の矜持。

満足度:★★★★

ギザエモンノコイビト

 

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