【黒龍 しずく】
上質という言葉をお酒の形にしたよう
年末、いつものお店に最後にうかがったときのお酒です。年末だから贅沢に、一升瓶一万円の高級酒です。初めて出会えました。
香りはほんのり旨味とメロン。
口当たりはするするで、かすかにマスカットのような酸味を感じる薄口。その後から旨味がふわっと広がります。その旨味が、なんとも上品。強いわけではないのに、とても印象的です。最後にほんのり出てくる苦味も上質。余韻もふんわり気持ちよく素晴らしいけど、ふと気がつくといなくなってます。
今日の一品「鯛のクリーム煮」との相性も良くて、とても幸せな一時でした。
ジブリで例えると、「もののけ姫」のアシタカ。それも、故郷の村を旅立ってタタラ場に着くまでのアシタカです。普段から厳しい顔が多いアシタカですが、このあたりでは甘い顔は全く見せません。でも凛々しくてイケメンで優しい。王子としての気品があります。
満足度:★★★★☆
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