こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]七田 > 鈴木敏夫さん

【七田 純米おりがらみ 生無ろ過】(しちだ)

旨味たっぷりおりがらみ?

七田

色は、おりがらみというより、うすにごりを通り越してにごり酒という感じの白。ひとつ前に投稿した天美のうすにごりよりも濃いですね。良い色です。
香りは、乳酸甘旨アルコールがぶわあぁー。これは素晴らしい。もう間違いなく美味しい。
口に含むと、甘旨しっかり乳酸ふわり。そこから旨味がぐいっと寄ってきます。後半はふわっときれいに引いていき、香り通りの乳酸甘旨アルコールの後味をふんわり残しつつ、旨アルの含み香が口いっぱいに広がります。
甘味も酸味もあるんですが、なにより旨味がたっぷりで美味しいです。めっちゃ好き。

ジブリで例えると、鈴木敏夫プロデューサー。僕の中では既にキャラクター化しちゃってます。僕も以前は鈴木さんのこと、あんまり知らなかったんです。ぶっちゃけ、宮崎駿監督を陰で操る悪の傀儡師くらいに思ってました。でも去年「ジブリを世界に売った男」 スティーブン・アルパートさんの書いた「吾輩はガイジンである」という本を読んだら、彼のことがとても魅力的かつ優秀っぽく描かれていたんです。その後、鈴木さんのポッドキャストジブリ汗まみれ」を聴くようになって、いろんなことに興味を持って人生を楽しむその人柄がますます好きになりました。
このお酒も、鈴木さんみたいに魅力的で旨味たっぷりで楽しいお酒です。

満足度:★★★★☆

七田

 

 

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