こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]英勲 > 加代さん(風立ちぬ)

英勲えいくん 純米】

蜂蜜と 穀物甘味が ほわわわん

英勲

英勲

1合瓶の「蔵べる」シリーズ17本目、京都伏見・齊藤酒造さんの英勲です。うちの近所のスーパーでもよく見る銘柄ですが、飲むのは初めて。
実は静岡に英君(えいくん)というお酒もあるんですが、こちらは英勲。ちょっとややこしいですね。

雪冷え(5℃)まで冷やしていただきます。

香りは蜂蜜ほんのり。
口当たりは薄酸するっと。そこから、蜂蜜&穀物の甘味がほわわわんっと広がります。その甘味は、終盤まで広がりきって、飲みこんだらきれいに溶けてなくなる。
こういう蜂蜜&穀物って、レトロな感じがします。でもこのお酒はそれだけじゃない。ほんのりフルーティーなモダンさも含んでる。面白いです。

おすすめ温度帯は花冷え(10℃)くらい。でも、雪冷え(5℃)でも涼冷え(15℃)でも美味しいです。雪冷えではきりっとすっきり。涼冷えくらいになると甘味と旨味が優しく開きます。

バズレシピ
合わせたのはお昼ごはんに作った「バズレシピ」の「至高の冷やし肉そば」。レシピを作ったリュウジさんが「そば界の二郎」と呼ぶ、がっつり美味しい肉たっぷりの冷しそば。こちらも、蕎麦というレトロっぽい食材に新しさ風を吹き込んでくれる一品でした。鰹風味たっぷりのしっかりしたつゆに、英勲の豊かな味わいがぴったり。美味しかった~。

公式サイトによると、スペックは、
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+3 ・・・ 普通。でも、数値以上にちゃんと甘味を感じます
酸度:1.3 ・・・ 低めです
アミノ酸度:1.3 ・・・ こちらも低め。きれいです
酸度もアミノ酸度も低いから、日本酒度+3のわりには甘味を感じるのかな?

ジブリ例えると「風立ちぬ」の加代さん。主人公・二郎の妹です。冒頭の幼女加代ちゃんではなく、後半にでてくる大人加代さんですね。子供の頃の和服ではなく洋服を着ているシーン。まだまだ女性の社会進出がしにくいレトロな時代にあって、父親の反対を押し切って医学部に入り医者を目指すというモダンさがあります。

満足度:★★★★

英勲

英勲

 

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