【澤屋 まつもと 守破離 雄町】
ほわ旨味 やわらか優しく 上品に
お久しぶり、京都伏見・松本酒造の澤屋まつもとさん。澤屋まつもとさんというと、どうしても、2020年の末に松本酒造を離れられた前杜氏・松本日出彦さんのことが思い浮かびます。でも、僕は実際に何があったのかもどんな事情だったのかも知らないので、そこには触れず、純粋にお酒を味わいたいと思います。
今回のお酒は、澤屋まつもとさんのフラグシップ銘柄・守破離。
守破離とは元々、千利休が著した、茶道や武道の修行の心得についての言葉です。まずは師匠の型をしっかり守り、型を身に付けた後で型を破り、師から離れる。型を身に付ける前に破ると、型破りではなく形無しになってしまいます。
うーん、触れないとは言ったけど、日出彦さんがいた時代の守破離と今の守破離を比べてはみたかったなあ。守ってるのか離れてるのか?
まあ、気を取り直して味わっていきましょう。
口当たりはピチピチ微炭酸で、上品ほわ旨。ピチピチしてるけど、やわらかいです。その後、旨味は少し膨らむけど、優しくて上品な印象は最後まで。飲み込んだ後は何も残さずきれいに消えます。
とても優しくてきれいですね。アルコール15度ある気が全くしません。
これは、白身魚の刺身や湯葉などの繊細なアテに合わせたいです。飲むなら1杯目が良いかな。正直、2杯目にはちょっと物足りなかった。美味しいんですけどね。
スペックは、
造り:純米吟醸 無濾過原酒
原料米:岡山県産 雄町
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
ジブリで例えると「猫の恩返し」のユキちゃん。猫の国で主人公ハルを導いてくれる白猫です。上品でやさしくてきれい。
満足度:★★★☆
小さい頃、猫の恩返しを映画館で見た私は周りがバロンに落ちていく中、ユキちゃんの可愛さ、美しさ、健気さ、優しさに落ちたのはいい思い出(その後しっかりバロンにも落ちる)
— 真辮(まあむ) (@929maamu) 2018年8月24日
ユキちゃんは幸せになってほしい猫No.1#猫の恩返し pic.twitter.com/4YHj8q6bwG


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