【本洲一 純米吟醸 大辛口 Doors -dry-】
+9? やわらか旨酸 辛口酒
約半年ぶりのお酒、広島県広島市・梅田酒造場さんの本洲一です。
実はこの銘柄、さっきまで本州一だと思ってました。改めてよく見たらサンズイがある! 失礼しました。ブログの前回飲んだ時の記事も修正しました。
今回のお酒は、「本洲一の新たな味わいへの扉を開いて頂きたい」という想いから生まれた「Doors」シリーズ。蔵元次男の檜山篤志さんが酒質設計・仕込み・ラベルまで製造全般に一貫して取り組んだんだそうです。
ちなみに「デザイン協力:梅田美里」と書かれているので、調べてみました。はっきりとはわからなかったんですが、お蔵さんのある広島県広島市出身のシルクスクリーン画家に同じ名前の方がいらっしゃいました。その後、インスタで檜山篤志さんからコメントをいただき教えていただいたところ、梅田美里さんは近所にお住いの親戚さんなんだそうです。身近な方とラベルが作れたら、より愛着が持てると思ってコラボしたんだそう。良いですね、そういうの。
さて、このお酒は、お店のお姉さんのおすすめ。大辛口は得意じゃないんですが、おすすめなら間違いない。飲んでいきましょう。
香りはおだやか米旨と、わずかにバナナのまろやか甘さ。
口当たりは水のよう。するりと入ってきて旨酸ぽわん。甘味は舌では感じません。でも、酒質がやわらかく、香りの中に甘さがあって、辛口なのに飲みやすい。そして最後に気持ち良いアルコール感が現れて、後味をスパッと切ってくれます。
うっま!!
日本酒度+9の大辛口には感じない、やわらか旨酸辛口酒です。だからラベルの「大辛口」も文字が小さいの!?
温度が上がってくると、旨ドライ感が増してきて、最後はズパッと強くなります。それでもやわらかくて飲みやすい。
どんなアテにも合わせやすい優秀な食中酒ですね。今回のアテの盛り合わせのほとんどと合います。でもその中のいちばんは、レモン。レモンってクラシック辛口にもモダンフルーティーにも合うし、実は最強のアテなんじゃない?
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のお巡りさん。辛口なんだけど、実は雰囲気のやわらかい、いい男。エンディングでキキにウインクしてる笑顔が爽やかで素敵です。
ちなみに声は、超レジェンド声優の山寺宏一さん。パン屋の主人のフクオさん・飛行船事故を伝えるアナウンサーとの一人三役です。
好き度:★★★★☆
【アニメてにをは・魔女の宅急便の復習】
— アニメてにをは@石曽根正勝 (@animeteniwoha) 2022年5月2日
【64】事故寸前のキキの振る舞いに、叱責に現れた警官。
アゴにへこみ(えくぼ?)があって、細かいところまで人物造形。作画監督の誰かの趣味のような。#金曜ロードショー #魔女の宅急便 #アニメてにをは pic.twitter.com/b1tzJaG04w
【DATA】
蔵元:合名会社 梅田酒造場(広島県広島市)
造り:純米吟醸
原料米:広島県産 八反錦
精米歩合:60%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:+9 ・・・ 辛口
酸度:1.4
酵母:広島令和1号
製造年月:2023年12月
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