【瀧澤 純米酒 無濾過生原酒 直汲み】
ぬる燗で まろやかやさしく 旨たっぷり
サケラボさん5杯目。はじめましての瀧澤さんです。長野県上田市・信州銘醸さんのお酒。信州銘醸さんは、他には鼎・秀峰喜久盛・明峰喜久盛・梁山泊・黒耀などの銘柄を造られているようです。すいません、鼎しか知らなかったんですが、鼎は生産量を絞った超限定酒なんですね。「黒曜水」という、日本でも有数の超軟水で酒造りをされているそうです。
こちらのお酒は、次の一品・お椀に合わせて選んでもらったお酒。生海苔のお出汁だったんですが、これがとても繊細で美味しかった。でもこれに何を合わせていいかわからなかったから店員さんに聞いてみたんです。そして選んでもらったのが瀧澤さんのぬる燗。
ただ、こちらのお酒、いま調べてみても全然情報が出てこない。赤いラベルの純米酒は見つかるんですが、肩ラベルの「からくちフルーティー直汲み」ラベルが付いてるのをほとんど見ないんです。どこかの販売店PBとかかな?
いただくのはぬる燗(40℃)なんですが、ほんの少しだけ冷酒でも味見させていただきました。こういうのほんと嬉しい。
香りは、、、ん? なんか酢酸っぽい感じがしますね。
味わいはクラシック辛口っぽい。
ここでぬる燗ができました。
ぬる燗では、上立ち香の酢酸感は消えて、乳酸米旨ほわっ。
口に含むと乳酸ほの米旨甘。酸味は徐々に引いていき、かわりに旨味がぐぐぐっと。
しっかり旨酸クラシックですね。でもぬる燗のまろやかさがよく合ってて、やさしくやわらか。うん、燗の方が好き!
さて、この子は繊細なお椀に合うのか?
お椀の後にお酒を飲むと、、、お酒の旨味がほんのり開いたような気はするけど、あんまりわかりませんね。
でも逆に、お酒の後にお椀を飲むと、あんなに繊細で淡かったお出汁の旨味が豊かにほわあああ。うっま! これは凄いペアリング。
そして、このペアリングを即興で提案できるサケラボさんの店員さんもめちゃくちゃ凄い!
ジブリで例えると「風立ちぬ」の黒川さん。主人公・二郎の上司です。最初は口酸っぱい辛口かと思ったら、実はやさしくて旨味たっぷり。
好き度:★★★★
映画『風立ちぬ』、上司の黒川が二郎に対して「それはエゴイズムではないのかね!?」と問うシーンが結構好きなんだよな。そうだそうだ!って応援したくなる。 pic.twitter.com/SNMVrI0d1d
— ミツ (@mi_tsu1006) 2024年4月1日
【DATA】
蔵元:信州銘醸株式会社(長野県上田市)
造り:純米 無濾過生原酒 直汲み
精米歩合:70%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2023年12月
製造年月:2024年2月
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