こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]菊鷹 >トトロ(となりのトトロ)

【菊鷹 雌伏 山廃 純米 無濾過生原酒

これは甘口な山廃!

菊鷹

 

とあるお店で、菊鷹2種+光栄菊の飲み比べができました。同じ杜氏さんによる蔵違いです。ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、菊鷹は2019年に製造終了しています。だから、この飲み比べは本当にすごい。おそらくもう二度とできないであろう、貴重な飲み比べです。

菊鷹

 

軽く味見した後に、まずは菊鷹 雌伏からいただきます。

香りには、山廃のコクとアルコール感が気持ちよくあって美味しそう。テンション上がります。
口に含むと意外なことに、まずしっかりとしたお米の甘味を感じます。乳酸やフルーティーな酸味もあって、爽やかなお酒かと錯覚しそう。でもその後から山廃らしいコクたっぷりの旨味と苦味がじわっと広がります。その中でも甘味酸味は最後まで残ってて、賑やかで楽しい。

こちら、製造は2017年2月。生酒で3年たってるのに瑞々しいです。素晴らしい。

ジブリで例えると「となりのトトロ」のトトロ。本名はミミンズクで、1302歳。物語の舞台は昭和30年代前半の狭山丘陵あたり。昭和30年=1955年だから、1302年前は653年。大化の改新のちょっと後くらいですね。その頃の狭山丘陵は、今とは比べ物にならないくらい豊かな森が広がっていたことでしょう。人間の手の及ばない自然が生きてる感じ。大きくて奥深い。でもかわいい。

満足度:★★★★

 

菊鷹

 

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