【獺祭 純米大吟醸45】(だっさい)
安定の甘旨フルーティー
数年振りの獺祭です。いつものお店の定番に入ってて、しかも1杯350円という破格のお値段。なのにここで飲むのは初めてです。
避けていたわけじゃないんです。美味しいのはわかってたし。ただ、いつでも飲めると思うと、ついつい後回しになっちゃうんですよね。他に飲みたいお酒がいっぱいありすぎて。
でも今度、日本酒初心者さんにお勧めを紹介する機会があるんです。それなら獺祭は外せないだろうということで、久しぶりにいただきました。
香りはライチ・梨のフルーティーさを中心に、お米のふくよかさ。
口に含むと、じゅわっとジューシーな梨の甘さと、控えめフルーティーな酸味。苦味や雑味やアルコールの嫌な刺激は全然なくて、とてもきれいです。いつもながら、これがお米と水だけからできているなんて信じられません。
中盤からは、お米のふくよかな旨味がじゅわり。その豊かな味わいは、甘味とともにアルコールに乗って、ふわっと気持ちよく鼻から飛んでいきます。
いざ飲むと、やっぱり美味しいなあ。獺祭を飲んだことなくて「日本酒は苦手」なんて言ってる人がいたら、絶対に飲むべき。人生を豊かにする扉が開きますよ。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」のシータ。誰もが認める正統派ジブリヒロイン。そりゃ、一番好きなのはフィオとか海ちゃんとかジーナさんとか言う人はいるでしょう(はい、僕のことです)。でもシータの魅力を否定する人は少ないはず。え?こんな都合のいいキャラクターはファンタジーだって? 獺祭はそんなファンタジーなお酒なんです。
満足度:★★★★☆
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