こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]TAHOMA FUJI(アメリカのSAKE) > 息子(レッドタートル)

【TAHOMA FUJI JYUNMAI GENSHU SAKE】(タホマ富士)

酸味と薄バーボンなアメリカSAKE

TAHOMA FUJI

海外SAKEシリーズ、スペインカナダに続いて3つめはアメリカです。お蔵さんは、ワシントン州シアトルのタホマフジ酒造。蔵元はアメリカ人のアンディ・ネイエンスさんです。彼は、シアトルに旅行に来ていた日本人女性と知り合い、そのまま彼女に付いてって来日。富山に移住しました。そこで、「羽根屋」の富美菊酒造と「満寿泉」の桝田酒造店で修業。その後シアトルに戻って酒蔵を起業、2018年から本格的に醸造を開始したそうです。

ちなみにタホマ富士というのは、レーニア山のこと。シアトルの南東約100kmほどのところにある標高4392mの山です。富士山より高い! ネイティブアメリカンの部族の言葉でタホマとかタコマとか呼ばれていたのを、この地に移り住んだ日系人がタホマ富士と呼んだのだとか。自然が豊かで、多彩な植物と氷河が見どころの景勝地。この一帯は、マウントレーニア国立公園となってます。
マウントレーニア、聞いたことありますよね。森永のコーヒー飲料ブランドの名前。これも、シアトル系コーヒーのイメージからのネーミングです。それにしても、いつもは下の方に販売リンクを載せてるんですが、海外SAKEはさすがになかなか売ってないですね。代わりにマウントレーニアのリンク載せときます。レーニア山の絵が描いてありますよ。

前置きが長くなりましたが、飲んでみましょう。

色は透明。
香りは酸味と穀物の熟成感があります。バーボン原料のコーンのようなグレーン感。ちなみにスペインの「凄い」とカナダの「YK3」は熟成酒でしたが、こちらは製造が2020年2月とあるので熟成はしてません。たぶん。
口に含むと、控えめな甘味。甘味は最初にちょっと現れてすぐいなくなります。そしてやっぱり穀物感のある旨味。アルコール度数18%なので、結構強めです。確かにアルコール感しっかり。味もなんとなくバーボンに通じるところがあります。

ジブリで例えると「レッドタートル」の”息子”。レッドタートル、まあ見てない方が多いでしょうね。監督はオランダ出身で、日本・フランス・ベルギーの3か国による合作です。全編一切セリフなしのアート作品。登場人物にも名前はありません。”息子”は小さい頃から登場するけど、このお酒は青年期のイメージですね。爽やかな青年だけど、頑強でどこか野性味があります。無人島で育ったから、故郷の人とはいろいろ違ってそう。

満足度:★★★☆

レッドタートル©スタジオジブリ

TAHOMA FUJI

TAHOMA FUJI

TAHOMA FUJI

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