【栄光冨士 SURVIVAL 純米大吟醸無濾過生原酒】
くっきりと 甘酸苦ポン 苦じわり



お久しぶりの栄光冨士さん。味もラベルも派手で好きな銘柄なんですが、約1年ぶりですね。栄光冨士さんのラベルって、デザインはいろいろあるのに、なぜか知らない製品でも栄光冨士だってわかっちゃう。なんででしょうね?
ちなみに、栄光富士じゃなくて栄光冨士です。微妙な違いですが。
今回のお酒は、サバイバル。何がサバイバルなのかと思ったら原料米の「玉苗」が由来だそうです。玉苗は山田錦と金紋錦の交配種で、酒未来のお母さん。別名を山酒4号と言い、昭和50年代に山形県の農業高校にて開発され、山形県で4番目に登録されたお米です。これがまだまだ現役で頑張ってるから「生き抜くチカラ」をイメージして「サバイバル」にしたんだそう。ちなみに、酒未来は104番目なんだとか。それを聞くと、いかに生き残るのが難しいかがわかりますね。
それでは、飲んでいきましょう。
香りは、飴とメロンの甘酸と、ほのかな苦アル。
口に含むと、くっきり甘酸苦が、いきなりポン。そこから苦旨じわじわり。やっぱり栄光冨士さんらしい、派手な味わいですねえ。美味しい!
甘味もしっかりだけど、それ以上に苦味が効いてて、食事に合わせやすそうです。しっかりした味のアテが良いですね。
今回のアテは、レタス焼き(醤油マヨ味)。小麦粉を溶いて焼いた薄い皮でレタスと玉子を巻いた、大阪らしい粉モンです。これ、見た目よりも上品な味なんですが、マヨがジャンク感を出してて良い感じ。お酒にもばっちり合ってた!
ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」のリン。油屋で千尋の世話をしてくれる姉御です。顔立ちくっきりで性格もくっきりカッコいい先輩。苦労はしてるけど、しっかり生き抜く力を持ってます。
好き度:★★★★
今更だが社会人になって千と千尋のリンさんが最高な上司だということに気付いた二十歳の夜 pic.twitter.com/YeBQk2GF2x
— 【強化人間]pile-to_syou (@OonQRr7FCfKAXzU) 2020年3月31日


【DATA】
蔵元:冨士酒造株式会社(山形県鶴岡市)
造り:純米大吟醸 無濾過生原酒
原料米:玉苗(山酒4号)
精米歩合:50%
アルコール度数:16.6% ・・・ 高め
日本酒度:-1.0 ・・・ 普通
酸度:1.4 ・・・ 普通
アミノ酸度:0.8 ・・・ 低い
酵母:山形酵母
製造年月:2022年7月
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