こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

あたごのまつ > 杉村(耳をすませば)[ジブリ酒]

【あたごのまつ はるこい 純米吟醸

薄ピンク ピリシュワ泡泡 甘酸っぱ

あたごのまつ

サケラボさんでの3杯目。だいぶお久しぶりの「はるこい」、宮城県大崎市・新澤醸造店さんの春酒です。新澤醸造店さんは「あたごのまつ」の他に、スタンダードな漢字の「愛宕の松」や、究極の食中酒「伯楽星」・精米歩合7%の高級酒・残響・リキュールの「超濃厚ヨーグルト酒」なんかも飲んでますね。「はるこい」はめっちゃ久しぶり。前回飲んだのは2020年8月です。って、なんで春酒を夏に飲んでるの??

今回は、最初からアテからの指定。「苺の生ハムクリームチーズ」に合うということで、おすすめされました。そりゃ飲まなきゃ。さっそくいただきます。

あたごのまつ
色は薄ピンクで、表面が泡泡。いわゆる桃色にごり酒というジャンルです。シェイクしたんじゃないかってくらいの泡たっぷりで、白に近いピンクがかわいい。写真ではなかなか色がわかりずらいんですけどね。
このピンクの色は、赤色酵母による自然の色。前に出した「赤いお酒・ピンクのお酒」という特集記事でも紹介していました。


香りは控えめ、かすかに米旨フルーティー。意外にシャイですね。

口当たり、ピリシュワ泡泡、甘酸っぱい。甘味はやさしいシロップで、酸味は乳酸苺感。それがぽわっとふくらんで、最後にじわっと米旨苦。
確かに甘酸っぱいんですが、思ったより派手さとか甘々さとかはないんですよね。恥ずかしがり屋さんが勇気を振り絞ってる感じでかわいい。

それではアテと合わせてみます。
「苺の生ハムクリームチーズ」は、その名の通り、苺とクリームチーズを生ハムで包んだ一品です。おしゃれ! 生ハムの塩旨味に対して苺の爽やかさがアクセントになってて、クリームチーズがそれを繋いでまとめています。うまっ! これだけでもめっちゃ美味しいんですが、そこにお酒が入ってくると、苺っぽい爽やか甘味がぽわあああ。アテとお酒の両方の苺が出てきた感じ。これはさすがのペアリング!

ジブリで例えると「耳をすませば」の杉村。主人公・雫に、なしくずしで告白して玉砕した彼です。中学生男子の脳内みたいな薄ピンク色と甘酸っぱさ。若いなあ。甘々じゃなくてちょっとカッコつけたがるあたりがかわいい。

好き度:★★★★

へえええええええええ!!!

あたごのまつ

あたごのまつ

【DATA】
蔵元:株式会社 新澤醸造店(宮城県大崎市)
造り:純米吟醸 にごり生酒
精米歩合:60%
アルコール度数:11% ・・・ 低い
日本酒度:-55 ・・・ 超甘口
酸度:3.3 ・・・ 高い
アミノ酸度:1.5 ・・・ 普通
酵母:赤色酵母
製造年月:2024年4月

日本酒度は-55の超甘口だけど、酸度もめっちゃ高くしてバランスを取ってるパターンですね。

余談。実写版の耳すま金曜ロードショーで放送かあ。観てないんだけど、どうしようかなあ。

 

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