今回は、10Lタンクの日本酒サーバー「KEG DRAFT SAKE」の特集記事です。このブログでも何度も登場していますね。
KEG DRAFT SAKEってなに?
「KEG DRAFT SAKE」は、しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバーです。日本酒は時間が経つと、搾りたて直後のフレッシュさは失われていきます。マイナス5℃で貯蔵したりすることで、その変化をある程度は抑えることができますが、それも大変ですよね。でも、搾りたて直後のフレッシュさを長期間持続できるようにしたのが、このKEG DRAFT SAKEの技術なんです。
こちら、元々はオランダ・Light weight Containers社が開発したKeyKeg(キーケグ)という容器。それをクリップクリエイティブ(株)が日本酒で展開しているのが「KEG DRAFT SAKE」です。
KEG DRAFT SAKEの特徴は?
フレッシュさを持続させるのが最も大きなメリットですが、それも含めて、KEG DRAFT SAKEは、以下のような特徴を持っています。
・光や酸素を通さない特殊容器
・容量:10L(一升瓶約6本分)
・設置面積は一升瓶4本分
・独自の電源やガスタンクは不要
・ビール等の一般的なステンレス樽よりも圧倒的に軽い(容器重量は約1kg)
KEG DRAFT SAKEの構造は?
タンクの構造は、下図のようになっています(部品名称は公式のものではなく、僕が勝手に付けたものです)。
銀色に見えているのは、実は金属ではなく、透明なPET樹脂。その中に、インナーパウチがあり、お酒はその中に入っています。このパウチが特殊な素材で、光や酸素を通さないため、品質変化を防ぐというわけです。
お酒を注ぐ時には、まずポンプで、PETタンク内に空気を送ります(ピンクの矢印)。そうすると、タンクの内圧が高まり、コックを倒すとその圧力でインナーパウチ内のお酒が押し出されてノズルから出てくるわけです(水色の矢印)。
このように、注ぐ際に電気やガスを使わないため、このタンクをそのまま冷蔵庫に入れることができます。また、一般のビールサーバーでは、送り込んだガスはビールと直接触れてしまいます。しかしKEGの場合は、お酒と空気は全く触れない構造になっているんですね。
ちなみにこのタンクは使い捨てで、使い終わったらリユースするのではなく、分別してゴミとして捨てるんだそうです。
KEG DRAFT SAKEの味わいは?
日本酒にはたくさんの銘柄があって味わいも千差万別なのと同様、KEG DRAFT SAKEも中のお酒の銘柄によってさまざまな味わいがあります。ジューシー甘口もあれば、ドライな辛口もある。ただ、フレッシュ感があるのは共通していますね。そりゃそうじゃなきゃ、わざわざやる必要がありません。シュワシュワ炭酸感が強いものも多いです。僕が飲んだのはほとんどが炭酸感強めでした。でもそれは、お店側のセレクトがそうだったという面もあります。シュワシュワの方が、KEG DRAFT SAKEの特徴が見えやすいですし、インパクトもありますからね。
日本酒の銘柄は?
KEG DRAFT SAKEは、いろんなお蔵さんと提携しており、様々な銘柄があります。以下に、僕がこれまで飲んだものの記事リンクを挙げておきます。とは言え僕も全部飲めているわけではないので、より詳しい一覧は、公式サイトをご覧ください。ただし、公式サイトに載っていないお酒もいろいろあります。ちなみに価格は、銘柄やグレードによって様々です。
どこで飲めるの?
これはもう、公式サイトの「導入店舗のご紹介」というページをご覧ください。おっ! 久しぶりにこのページ見てみたら、以前よりだいぶ増えてますね。ただ、この中には現在は置いていないお店も含まれている可能性があります。もしKEGを目当てに訪問されるなら、事前にお店に確認されることをお勧めします。
というわけで、今回はKEG DRAFT SAKEの特集でした。飲んだことない方は、ぜひ一度体験してみてください。僕もまた新しい銘柄を飲んだら、このページに追記したいと思います。
関連記事: