こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

重右衛門 > エボシ御前(もののけ姫)[ジブリ酒]

【重右衛門 純米原酒 極寒酒袋吊るし】

辛口も 吊るし搾りに 間違いなし

重右衛門

重右衛門
重右衛門
重右衛門

はじめましてのお酒、石川県加賀市・橋本酒造の重右衛門さんです。
このお酒、全然情報が出てこないんですよね。読み方さえわかりません。まあ、じゅうえもんだとは思うんですが。「千代緑」を作る秋田の奥田酒造店さんにも「重右衛門の酒」というお酒があるみたいですが、関係ないのでしょうね。

橋本酒造さんは、宝暦十年(西暦1760年)創業の老舗。現在の蔵元は十代目で、代表銘柄も「十代目」と「大日盛」。大日盛酒蔵資料館では、無料で試飲ができるそうです。JRの駅から徒歩5分とのことなのも魅力ですね。

さて今回のお酒、知らないお酒だけど、吊るしということだけでもう間違いはなさそう。吊るし搾り・袋吊り・雫取り・雫酒、呼び方は色々ありますが、要は(もろみ)を袋に入れて、圧力をかけずに滴る雫だけを集めたお酒。雑味が無くて、どれ飲んでもほんと美味しいんですよね。今回も期待です。
それでは、飲んでいきましょう。

香りは、するんと澄んだアル乳酸。お、きれいですね。

口当たりは、とろっとおだやか。でも空気に触れた瞬間、力強い酸旨がぼわん。さらに旨アルじゅわっと広がって、清らかなアルコールの含み香がほわん。

フルーティーさなんてない、どクラシックな辛口です。甘味は気配だけ。そしてとてもきれいに澄んでいます。うまっ!
後味は旨味がたっぷり口の中に残ります。でもきれい。なんで?? これが吊るしの力か!!

イカの肝造り
アテは、イカの肝造り。石川のお酒で辛口だったらまあ間違いなさそうですね。実際、イカにお酒を合わせてみると、酸アルがさらに開いてぱああっと晴れわたるような気持ち良さ。素晴らしい!

ジブリで例えると「もののけ姫」のエボシ様。優しさはあるんだけど甘くはない。そりゃもう全然甘くない。そしてきれい。

好き度:★★★★

重右衛門

重右衛門

【DATA】
蔵元:橋本酒造株式会社(石川県加賀市)
造り:純米原酒 吊るし搾り
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2023年3月

 

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