【神蔵 純米無濾過生原酒 クリア】
パイン缶 たっぷり甘味と 渋後味



酒蔵見学で買ってきた松井酒造の神蔵さん。ルリに続いてクリアです。こちらも瓶が美しいですね。お花は、トルコキキョウを合わせました。清楚で華やかで、蕾もくるくるかわいいから好きなんです。
さて、ルリちゃんはなかなかの苦渋でしたが、この子はどうでしょう?
いただきます。
上立ち香、ほんのりラムネとパイン缶。パイナップルじゃなくてパイン缶な感じの甘さを感じます。
口当たり、パインシロップ甘酸味。ふわりと入ってじわじわふくらむ。遅れてわずかにガス感ピリッ。
後半は、パインの甘味がどっしりと。旨味もぐぐっと現れて、甘渋後味がずしんと残る。
これは糖分たっぷり。13度の低アルだけど、というか低アル無濾過生原酒だからこそなのか、甘味が濃いです。めっちゃシロップ感。神蔵さんらしい渋味もあるけど、こちらはちょうど良いくらいですね。この渋味のおかげで、けっこう甘いのに食事にも合わせやすくなっています。
アテに合わせたのは、アボカドのなめろう。やさしい旨味と味噌味が、お酒を邪魔せずに、深みを加えてくれてふわああああ。うんまああ。
ジブリで例えると「耳をすませば」の主人公・雫。甘味たっぷりラブラブです。でも、創作の苦渋味もあって、物語のアクセントになってる。
好き度: ★★★★
『耳をすませば』の雫は中学3年生の設定ですが、原作漫画では中学1年です。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2023年1月11日
この設定については、「来年、受験だ」という切迫した状況が主人公にあったほうが、物語に説得力が出るという理由から変更されました。 pic.twitter.com/orYXaGYQHC


【DATA】
蔵元:松井酒造株式会社(京都府京都市)
造り:純米 無濾過生原酒 氷温熟成詰め
原料米:京都産 祝
精米歩合:65%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
酵母:京の恋
製造年月:2023年8月
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