【東洋美人 Exclusive 】
濃醇な 甘味がじゅわん 旨じわん
4月の東京出張、サケラボさんに続いて訪れたのが日本酒原価酒蔵さん。一度来てみたかったんですよね。入館料が490円かかる代わりに日本酒が原価で飲めるという面白いお店です。注文すると、お酒は100ml入りの小瓶に入った状態で、説明カードとともに渡されます。だから瓶の写真を撮ることはできないし、製造年月も確認できません。それでも安いのは魅力ですね。
なお、原価と言っても、「日本酒を仕入れた価格」ではないようです。今回の東洋美人さんの場合、100mlで327円ということは一升瓶1.8Lで5886円になってしまうので、そんなに高いわけはない。お酒の値段以外のお店の経費も乗せた原価ということでしょうね。まあこれは当然のこと。お店を経営するには家賃や人件費や設備の減価償却費など多くの費用がかかるから、フードなど他のメニューを適正価格にするためにも、経費を原価に含めるのは当然のことです。そして、経費を乗せても100mlで327円って十分に安いです。
ちなみに日本酒原価酒蔵さんは、「日本酒SAKE CHANNEL」というYouTubeチャンネルも持たれています。ただ、去年の6月以降、新しい動画が出ていないんですよね。けっこう好きで毎回見てたから残念。
さて、それではお酒を注文しましょう。
最初に選んだのは、東洋美人さん。山口県萩市・澄川酒造場さんのお酒です。
澄川酒造場さんは1921年(大正10年)創業。銘柄は、初代当主が亡き妻を思って名付けたという「東洋美人」ひとつだけです。現蔵元杜氏は、4代目になる澄川宜史さん。
東洋美人さん、ついこないだ4月4日に発表された今年の山口県新酒鑑評会では、
・大吟醸酒の部 最優等賞
・純米吟醸酒の部 最優等賞
・純米酒の部 最優等賞
・西都の雫の部 特別奨励賞
と、4つある部門の全てで最高賞を受賞されています。凄すぎる!
たかが県単位の最高賞でしょと思われるかもしれませんが、そんなことは全然ない。だって山口県ですよ。他のお蔵さんが強すぎる。県別で見ると、僕がいちばん好きなのが山口なんです。その山口で全部門制覇って!!
そんなわけでこの時、東洋美人さんを飲みたい熱が上がりまくっていたんです。だからさっそく1杯目に注文。
今回の「Exclusive」は、限られた飲食店にだけ卸される、一般発売していない商品です。等外米を使ってるから精米歩合50%でも純米大吟醸は名乗れず、普通酒扱い。でもおそらくコスパは良いはず。
それでは飲んでいきましょう。
香り華やかアルコール。奥にメロンとパインもいるけど、気持ち良いアルコール感がくっきり主張しています。
口当たり、いきなり豊かな甘味がぽんっ。それがじゅわっと広がって、追って出てくる旨苦じわん。
これは濃醇甘口。濃い! 甘い! 美味しい!!
アテは、メニューのペアリング例に載ってた「カマンベールのはちみつがけ」。このメニュー良いですね。合うアテを書いてくれているおかげで、知らないお酒でもアテ選びに迷いません。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の牧村さん。コクリコ荘に住んでる、ちょっとぽっちゃりお姉さん。優秀な人で、横浜の外国領事館に勤めてるんだとか。東洋美人「壱番まとい」のラベルの、能の女面にちょっと似てる気もしますね。
好き度:★★★★
コクリコ荘の下宿人の1人である牧村沙織は24歳で、横浜の外国領事館に勤めるビジネスガールです。フライシャー好きの宮崎駿さんの意見を受けて、近藤勝也さんがベティ・ブープをイメージしてキャラクターデザインしました。#コクリコ坂から pic.twitter.com/wWD5APFCbF
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) 2020年8月21日
【DATA】
蔵元:株式会社 遠藤酒造場(長野県須坂市)
杜氏:高野伸
造り:純米 直汲み
原料米:長野県産 美山錦
精米歩合:70%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+1 ・・・ 普通
酸度:1.7 ・・・ 高め
酵母:協会1801号酵母
製造年月:2024年2月
関連記事: