【金花水 特別純米酒】
モダンでも クラシックでもなく ただ美味い
はじめましてのお酒、岐阜県加茂郡八百津町・蔵元やまださんの金花水です。
蔵元やまださんは、1868年(明治元年)創業。メイン銘柄は「玉柏」。
この金花水は、情報が少ないと思ったら、創業当初の銘柄を特別に復活させたもののようです。だからこんなにクラシックなラベルなんですね。岐阜の酒販店・酒の浪漫亭さんの協力を得て復活とのことなので、PB(プライベートブランド)なのかもしれません。
味わいもクラシックなんでしょうか? それでは、いただきます。
上立ち香、米旨ほわん、クラシック。
口当たり、するっと入って甘旨ぽわん。後半になるにしたがって、お米の甘味旨味がじわじわ出てきます。
温度が上がってくると、味わいは前半からしっかり。香りには、ほのかなアルコール桃キウイがほわんと立ちます。ラベルのたたずまいから言っても、常温くらいが本領発揮する感じですね。
クラシックというわけじゃないけど、モダンフルーティーではない。普通酒っぽさもあるし、純米らしい米旨味もある。主張があるわけじゃないけど、芯はしっかりしてる。いろいろあって、どれでもなくて、表現が難しいです。でもひとつ言えるのは、ちゃんと美味しい。
ジブリで例えると「ハウルの動く城」の、カカシのカブ。ソフィーに助けられて、ついてくるカカシです。ソフィーのことが大好き。なんだかよくわからないんだけど、なぜか存在感があります。
好き度:★★★★
カカシのカブがしゃべらなくてお嘆きのみなさん。しゃべったらしゃべったでなんだかすずむし… pic.twitter.com/fZyaSBO3
— おさこん⚽️❤🖤🐊 (@osacon) 2013年1月4日
このカブは、だるま屋ウィリー事件のにおいがするカブw
【DATA】
蔵元:蔵元やまだ・合資会社山田商店(岐阜県加茂郡八百津町)
造り:特別純米
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2023年4月
裏ラベルの「500k」は何かわからなかったんですが、蔵元やまださんは、全てのお酒を500㎏の小ロットで仕込むのだそう。その500kgのことだと思います。まあ、通じませんよね。
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