こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

十四代 > ヒミ(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

十四代(じゅうよんだい) 中取り純米 無濾過】

はっきりと 甘酸ぽわん フルーティー

十四代

十四代
十四代

しばらくぶりの十四代様。好きな銘柄はいろいろあるけど、日本一の銘柄は何かと問われたらやっぱり十四代を挙げます。どれを飲んでも本当に素晴らしい。でも、ここのところ、以前より飲めなくなってるんですよね。コロナの間は毎月のように飲めてたのに、街に人が戻ってきたらやっぱりなかなか出会えなくなったんです。まあ、それも良いことなんですけどね。

ちなみに、その気になれば普通の値段で十四代を飲めるお店というのは結構たくさんあります。飲んでみたい方は、数万円する転売品には手を出さず、僕に聞いてください。大阪のお店ならご紹介できます。

さて、それでは飲んでいきましょう。

上立ち香、ぽわっとくっきり梨マスカット。小さいけれど、はっきりフルーティーです。

口当たり、しっかり甘酸、微炭酸。梨のシロップ、キウイの酸。奥から旨苦、ぐぐっと現れ、舌の上でふわりと溶けてなくなります。
ほのかに香る含み香の、やさしい甘さも気持ちいい。

こちらは特別純米だからでしょうか? それとも無濾過だから? 他の十四代よりもだいぶはっきりとした味わいに感じます。そしてやっぱりめちゃくちゃ美味い!


アテで特に合ったのは、牛アキレス腱の煮込み。柔らかくなるまでコトコトじっくり煮込んだアキレス腱を、七味ポン酢でいただきます。プルプルな食感が楽しく、ビリ辛ポン酢とネギの青々しさが、お酒の甘味をさらに引き出してほわああ。これは幸せ。
生フランクフルトのトマト煮にも、酢で煮込んだ鶏肝にもめちゃくちゃ合います。まあそもそも、元の料理がめちゃくちゃ美味しいんですけどね。

ジブリで例えると「君たちはどう生きるか」のヒミ。炎をあやつる力を持つ、ヒロイン枠の少女です。くっきりした性格の女の子。どうしてヒロインじゃなくてヒロイン”枠”なのかはネタバレなのでここでは触れませんが、これまでの作品ではほんのりとしか表現されなかった宮崎駿監督の性癖が全開になっているキャラクターです。

好き度:★★★★☆

十四代

十四代
十四代

【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:特別純米酒 中取り 無濾過 生詰
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2023年9月

 

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