鬼ころし飲み比べ①【清洲城信長 鬼ころし】
飲みやすい するぽわ酸味と 米旨味
はじめましてのお酒、清洲城信長 鬼ころしです。まあ飲むのははじめてなんですが、コンビニなんかで普通にみかけますね。
鬼ころし、一応興味はあったんです。ただ、飲みたいお酒がたくさんある中で、あえて買うところまではいかなかった。でも、日本酒普及系VTuberの如月ささらさんが鬼ころしを飲むということで、これを機にと思い、メジャーな鬼ころしを3つ買ってきました。
鬼ころしについての解説は、別途特集記事を書くつもりなので、そこに回すとして、今回のお酒。まず飲むのは、鬼ころしの中でもよく見かける銘柄、清洲城信長の鬼ころしです。造っているのは、愛知県清須市の清洲桜醸造さん。
清洲桜醸造さんは、1853年(嘉永6年)創業。公式サイトの情報が2020年時点の情報しかありませんが、従業員数89名で、出荷量は約45000石。東海4県中で第1位の大手さん。祥鳳・清洲桜という日本酒の他に、焼酎・ワイン・リキュール・ウイスキー・ジン・ウォッカなども作られています。
お蔵さんのあるのは、愛知県清須市清洲。その名の通り、清洲城から500mほどのところです。
清洲城と言えば、かつて織田信長の居城だった城。本能寺の変の後で後継者を決めるために開かれた清洲会議でも有名ですね。天守は東海道新幹線のE席側からも見ることができます。まあ現在の天守は、元の城跡の隣に平成元年(1989年)になって建てられた鉄筋コンクリート造りですけどね。
ちなみにパソコンのGoogleマップで清洲城にマウスのポインターを合わせると、上空からの清洲城をぐるっと1周見れて楽しいです。
清洲城信長 鬼ころしは、こちらの小さいパックはアルコール14度。でも500mL以上のパックは15度なんですね。価格は、今回の180mlで税抜き106円。1.8Lでも税抜き987円だからやっぱり安いです。
さあ、どんなお酒か不安もありつつ、飲んでいきましょう。
基本は常温なんでしょうけど、温度比較もしたかったから冷蔵庫で冷やしました。でもパック酒の作法に従って、まずはストローで。
香りは当然ありません。まあストローですしね。
口に含むと、するっと酸味。意外におだやかですね。口の中で空気に触れると、酸がぽわっと広がり、一緒にやさしい甘旨味。最後にほわっと米旨味。
鬼ころしといういかついイメージとは裏腹に飲みやすいですね。酸が中心なので好みとは違うけど、普通に飲めます。
厳しく言うと、後味に糖のべたつきとわずかなえぐ味もあるかな。まあ、そこまでイヤじゃありません。
グラスに注いでみても、あんまり印象は変わりません。色は透明で香りもおだやか。
温度が上がって常温になると、雑味もくっきりしてくるので、冷酒推奨です。このお酒を飲むシーンを考えると常温なんでしょうけどね。
ちょっと気になるのは、14度の低アルで1合180mlしか飲んでないのに、ちょっと頭が痛くなってきたこと。安酒によくある感じなんですが、なんででしょう。
とは言え先にちょっとネタバレすると、今回の3パック飲み比べでいちばん飲みやすかったのが、こちらの清洲城信長さんでした。
ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」の兄役。油屋の従業員で、「そーれっ、さーてはこの世に極まれる♪お大尽さまのおなりだよ♪そーれっ」って盛り上げる人。
好き度:★★★
@don_ten_don_don
— カトレヤ (@cattleya_0517) 2023年9月15日
千と千尋の神隠し/兄役
どんどーん\\\\٩( 'ω' )و //// pic.twitter.com/w5HQ6P3f5x
【DATA】
蔵元:清洲桜醸造株式会社(愛知県清須市)
造り:普通酒 糖類酸味料添加
日本酒度:+1 ・・・ 普通
酸度:1.4 ・・・ 普通
アルコール度数:14% ・・・ 低め
製造年月:2024年2月
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