【金婚 純米吟醸 江戸酒王子】
甘くない 梅酒みたいな 酸味酒
はじめましてのお酒、金婚さん。東京都千代田区・豊島屋本店さんのお酒です。と言っても、造っているのは東京都東村山市の豊島屋酒造さん。
豊島屋さんはちょっとややこしくて、豊島屋酒造が屋守を、神田豊島屋が
でも金婚は、豊島屋さん最古の銘柄。
明治時代後期、豊島屋さんが酒造りを始められた頃に、明治天皇御夫妻が銀婚式を迎えられました。それを祝い、より末永いお幸せを願って金婚と命名したんだそうです。
今回のお酒・江戸酒王子は、八王子産のお米と、江戸酵母・サッカロマイセス・エドを使った、オール東京産にこだわったお酒。フランスの日本酒コンクール「Kura Master 2020」で最高賞プラチナ賞を獲得したんだそう。
それは楽しみ。それでは、いただきます。
香りは蜜甘梅酢酸。なんだこりゃ。えらく酢っぱく感じます。
口に含むと酸味がパカーン。裏ラベルによると日本酒度マイナス40の大甘口のはずなのに、甘味はそんなに感じずに、それを軽く打ち消す酸味がさらにボゴーン。フルーティーさも多少ありますが、酢酸と乳酸の酸味です。後味は、梅酒のような渋じわわん。
飲んでもやっぱりなんだこりゃ。まるで甘くない梅酒みたい。ちなみに酸度は8.2。僕がこれまでに飲んだ最高値は舞美人STRONGの9.6ですが、それに次ぐ脅威の高さです。
最後の1杯にいただいて、既にアテはなかったんですが、これは合わせるの難しそう。強いて言うなら、スパイスをたっぷり効かせた肉かなあ。とにかく強いものをぶつけたいです。
ん? これを書いてて気づいたんですが、製造年月は2022年12月? 1年以上経ってますね。もしかしたら味が変化してるのかもしれませんね。
ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」の荻野悠子さん。千尋のお母さんです。夫婦仲は円満ラブラブで甘そうなのに、なぜか千尋には酸っぱい対応です。
好き度:★★★
千尋のお母さんの声を担当したのは沢口靖子さんで、お父さんの声を担当したのは内藤剛志さん。そう、後の「#科捜研の女」(2004年以降)のコンビです。#千と千尋の神隠し pic.twitter.com/bB3wX9bFwU
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) 2022年1月7日
【DATA】
販売:株式会社 豊島屋本店(東京都千代田区)
製造:豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
造り:純米吟醸
原料米:東京都八王子産 キヌヒカリ
精米歩合:60%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
日本酒度:-40 ・・・ 激甘、、、のはず
酸度:8.2 ・・・ 激高
酵母:江戸酵母(サッカロマイセス・エド)
製造年月:2022年12月
関連記事: