今日はいつもと趣向を変えて、飲み比べ企画です。
1本は、十四代様。チャンピオン枠ですね。超コスパのアル添定番品・本丸です。
対する挑戦者は、
これをブラインド(どちらの銘柄かわからないようにした状態)で飲み比べします。果たして区別することはできるのか!?
ちなみにこれ、いつものお店の企画したイベントです。何人ものお客さんが挑戦しているそう。やめてよこういうの。外したら恥ずかしいやん。でも、勝負師の血が燃えてきます。
なお、この2つ、両方ともちょうど1年くらい前に飲んでいて、レビューも残っています。でもあえて、そのレビューは見ずに挑戦。いや、外した時の言い訳を残すためじゃないですよ。
それでは飲んでいきます。せっかくなので、レビューもブラインドのまま進めます。AとB、どちらが十四代でどちらが髙龗でしょう?
【A】
香りおだやか梨米旨。
口当たりは甘酸フルーティーです。梨とメロンの甘酸味。それがじゅわっと広がって、最後に甘味がさらにじゅわっ。甘味は華やかだけど、それが口の中で溶けていきます。後半に苦味も出るけど、めっちゃきれい。
ジブリで例えると「紅の豚」のフィオの5年後。性格は少し落ち着くけど快活で、芯はしっかり。そしてとっても美人さんになります。こりゃみんな惚れる。
好き度:★★★★☆
フィオの姉の名はジリオラです。絵コンテには「フィオの5年後」とあります。#紅の豚 pic.twitter.com/bbBCvfRX1v
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) 2018年11月2日
【B】
香りは梨甘おだやかに。
甘酸が、ふんわり入ってじゅわっと広がる。梨桃マスカットのフルーティー。苦味じんわり広がって、やっぱり口の中で溶けていく。こちらも美しい。
ジブリで例えると「思い出のマーニー」のマーニー。気高く甘くほろ苦い。ジブリにはかわいい子はたくさんいるけど、美しさで言えばマーニーが一番じゃない?
好き度:★★★★☆
マーニー #思い出のマーニー #ジブリ飯 https://t.co/QFpubt6rdm pic.twitter.com/LgrKc9gZZq
— YUME (@yumesakai) 2020年4月4日
これは困った。両方めちゃくちゃ美味しいです。甲乙なんて付けられない。そしてよく似てる。
十四代の特徴は、フルーティーで上品な和梨のような甘味と、喉を通るのがわからないほどのなめらかさだと思うんですよね。それを判断基準にしようと思ってたんだけど、どちらも梨感あるし、どちらも同じくらいなめらかです。
味わいチャートも乗せてみます。
強いて言えば、Aの方が甘味が強いですね。それと、Aの方がわずかに香りにお米の旨味を感じました。Bはほんの少しだけAより上品に感じます。
ちなみに飲んだのは、開栓から5日目でした。
みなさん、答えは決まりました?
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僕の回答は、A: 髙龗、B:十四代 で出します。
そしたらお店のお姉さん「ファイナルアンサー?」って、ほんとやめてwwww
さて、正解は、
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A:十四代、B: 髙龗
外したあああああああ!!!
ええ?本丸ってこんなに甘かったっけ?
そして、髙龗さん、やるなあ。
ここで過去のレビューを見てみたら、やっぱり印象は逆です。本丸は甘じゅわだけどこんなに甘くなくて、髙龗さんは豊潤甘じゅわだった。
ちなみにお店のお姉さんが言うには、この企画、8割以上のお客さんが外してるそうです。マジか! ちょっとほっとしました。
まあ、そんなわけで恥ずかしいところを晒してしまったんですが、楽しんでいただけたら幸いです。どちらもめちゃくちゃ美味しかった!! 十四代様は買うのはなかなか難しいけど、髙龗さんはけっこう買えるので、よかったら飲んでみてください。下の方に販売リンクも貼っておきます。
十四代 本丸 特別本醸造 生詰
【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:特別本醸造 生詰
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年3月
髙龗 藍 無濾過生
【DATA】
蔵元:髙千代酒造(新潟県南魚沼市)
造り:普通酒 無濾過生酒
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年2月
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