こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

十四代 vs. 髙龗 ブラインドでガチ飲み比べ[ジブリ酒]

十四代 髙龗

十四代
十四代
十四代
髙龗
髙龗
髙龗

今日はいつもと趣向を変えて、飲み比べ企画です。
1本は、十四代様。チャンピオン枠ですね。超コスパのアル添定番品・本丸です。
対する挑戦者は、髙龗(こうりゅう)さんの(あお)。高千代酒造さんが十四代本丸を目指して造ったと言われる、新潟からの刺客。
これをブラインド(どちらの銘柄かわからないようにした状態)で飲み比べします。果たして区別することはできるのか!?

ちなみにこれ、いつものお店の企画したイベントです。何人ものお客さんが挑戦しているそう。やめてよこういうの。外したら恥ずかしいやん。でも、勝負師の血が燃えてきます。

なお、この2つ、両方ともちょうど1年くらい前に飲んでいて、レビューも残っています。でもあえて、そのレビューは見ずに挑戦。いや、外した時の言い訳を残すためじゃないですよ。

それでは飲んでいきます。せっかくなので、レビューもブラインドのまま進めます。AとB、どちらが十四代でどちらが髙龗でしょう?

【A】
香りおだやか梨米旨。
口当たりは甘酸フルーティーです。梨とメロンの甘酸味。それがじゅわっと広がって、最後に甘味がさらにじゅわっ。甘味は華やかだけど、それが口の中で溶けていきます。後半に苦味も出るけど、めっちゃきれい。
ジブリで例えると「紅の豚」のフィオの5年後。性格は少し落ち着くけど快活で、芯はしっかり。そしてとっても美人さんになります。こりゃみんな惚れる。
好き度:★★★★☆

 

【B】
香りは梨甘おだやかに。
甘酸が、ふんわり入ってじゅわっと広がる。梨桃マスカットのフルーティー。苦味じんわり広がって、やっぱり口の中で溶けていく。こちらも美しい。
ジブリで例えると「思い出のマーニー」のマーニー。気高く甘くほろ苦い。ジブリにはかわいい子はたくさんいるけど、美しさで言えばマーニーが一番じゃない?
好き度:★★★★☆

 

これは困った。両方めちゃくちゃ美味しいです。甲乙なんて付けられない。そしてよく似てる。
十四代の特徴は、フルーティーで上品な和梨のような甘味と、喉を通るのがわからないほどのなめらかさだと思うんですよね。それを判断基準にしようと思ってたんだけど、どちらも梨感あるし、どちらも同じくらいなめらかです。

味わいチャートも乗せてみます。


強いて言えば、Aの方が甘味が強いですね。それと、Aの方がわずかに香りにお米の旨味を感じました。Bはほんの少しだけAより上品に感じます。
ちなみに飲んだのは、開栓から5日目でした。

みなさん、答えは決まりました?

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僕の回答は、A: 髙龗、B:十四代  で出します。
そしたらお店のお姉さん「ファイナルアンサー?」って、ほんとやめてwwww
さて、正解は、
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A:十四代、B: 髙龗
外したあああああああ!!!

ええ?本丸ってこんなに甘かったっけ?
そして、髙龗さん、やるなあ。
ここで過去のレビューを見てみたら、やっぱり印象は逆です。本丸は甘じゅわだけどこんなに甘くなくて、髙龗さんは豊潤甘じゅわだった。


ちなみにお店のお姉さんが言うには、この企画、8割以上のお客さんが外してるそうです。マジか! ちょっとほっとしました。

まあ、そんなわけで恥ずかしいところを晒してしまったんですが、楽しんでいただけたら幸いです。どちらもめちゃくちゃ美味しかった!! 十四代様は買うのはなかなか難しいけど、髙龗さんはけっこう買えるので、よかったら飲んでみてください。下の方に販売リンクも貼っておきます。

十四代 本丸 特別本醸造 生詰
【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:特別本醸造 生詰
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年3月

髙龗 藍 無濾過生
【DATA】
蔵元:髙千代酒造(新潟県南魚沼市)
造り:普通酒 無濾過生酒
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年2月



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