こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

無想 > バロン(猫の恩返し)[ジブリ酒]

無想(むそう) 辛口純米】

辛口の モダン爽やか クラシック

無想

無想

サケラボさんでの4杯目。はじめましての無想さん。新潟県村上市・大洋酒造さんのお酒です。
大洋酒造さんは、終戦の年・1945年の設立。ただ、地域の14蔵が法令による指導で合併したのがこの年なんだそうです。元のお蔵さんは寛永12年(1635年)創業のお蔵さんもあったんだとか。江戸初期やん!!
メイン銘柄は大洋盛。今回の「無想」は特約店限定酒で、「無限の想い」という意味なんだそうです。

ちょうどアテが和食系だったので、辛口食中酒にしようと店員さんに聞いてみました。この無想さんはモダン辛口とのこと。うん、これにします。
って、バイトっぽいお姉さんがお酒の特徴をちゃんと把握してるの、さすがサケラボさんですね。

それでは、いただきます。

香り爽やか米旨ほわん。お!? フルーティーじゃないし、クラシックなんだけど、爽やか。これは面白いし、美味しそう。

口に含むと、ほの酸味。乳酸ぽわっと広がって、お米の旨味が追いかける。
なるほどモダン辛口、爽やかクラシックです。僕は酸味がそんなに得意じゃないんですが、この子は酸がやわらかくて美味しい。
そして含み香のアル酸もカッコいい! 素敵!


アテは、タラコの昆布締め・だし巻き・ささみとキュウリの和え物でした。その中で特に合ったのは、タラコの昆布締め。昆布の旨味をしっかり吸ったタラコがめちゃくちゃ美味しい! そしてその旨味が、お酒の奥に隠れてたわずかな甘味をふわっと引き出します。うっま!!

ジブリで例えると「猫の恩返し」のバロン。本名フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵。モダンでキザでカッコつけしい。カッコつけてるだけなら逆にカッコ悪いけど、バロンは実際カッコいいんですよね。

好き度:★★★★

無想

無想

【DATA】
蔵元:大洋酒造株式会社(新潟県村上市)
造り:純米 原酒
原料米:岩船産 越淡麗
精米歩合:70%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年1月

 

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