こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]バナナの呼吸。 > トンボ(魔女の宅急便)

【七水 バナナの呼吸。純米吟醸55】(しちすい)

ほんのりバナナ風味のドライなクリームソーダ日本酒

七水

初めて見るお酒。この瓶だけ見て、最初は日本酒かどうかわかりませんでした。面白そう。

色がもうバナナミルクみたいな、ちょっと黄色の入った白です。濃い!
香りは乳酸とアルコールを中心にほんのりバナナ。言うほどはバナナ感たくさんじゃないですね。

口当たりはとろとろで粘度も密度も高い。そして一瞬後に炭酸がジュワっ。中身はだいぶ減ってるのに、なかなかのガス感です。これは開栓が大変そう。ちなみにキャップはガス抜き用の穴あき栓でした。
そしてガス感の後には酸味苦味がガツン。甘味もあるけど控えめで、意外にドライな印象です。えっ日本酒度マイナス10!? 炭酸が強いからか、そんな甘口には思えませんでした。後味はじんわり引いていってわずかに苦味を残して消えます。味わいもそんなバナナじゃないなあ。美味しいんだけど、バナナを期待すると肩透かしを食うかもしれません。

それにしてもこれ、鬼滅ネタをぶっこんでくれと言わんばかりのネーミングですよね。「バナナの呼吸 壱ノ型 炭酸苦味切り!!」みたいな。使い手は酒柱かな。

あーあ、ついにやっちゃった、鬼滅ネタ。ちょっと前の炭治郎柄の「わかむすめ」の時はぎりぎり踏みとどまったのに。ついでだから言っちゃうと、「小国蔵 一本〆」というお酒は、色は違うけど禰豆子柄です。参考までにリンク貼っときます。

ちなみにバナナっぽい日本酒と言えば、前に飲んだ「天吹 バナナ酵母」は、そりゃもうバナナでした。原料にバナナが入ってないのが信じられないくらいバナナ。面白かったなあ。

ジブリで例えると、「魔女の宅急便」のトンボ。ピチピチな若さにあふれてて、やりたいことがはっきりしてて、軟派なように見えて実は意外と硬派。
ちなみに原作では、トンボとキキは遠距離恋愛の末に結婚して、双子を授かります。

満足度:★★★☆

七水

 

 

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