こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]白鶴 まる > 千尋のお母さん(千と千尋の神隠し)

【白鶴 まる】(はくつる)

白鶴飲み比べ①

白鶴

大関月桂冠と、大手メーカースタンダード酒&良さげなお酒の飲み比べをしてきましたが、今回は白鶴です。白鶴と言えば、大手中の大手。ちょっと古いですが、2017年12月発表の帝国データバンクの資料では、2位の月桂冠、3位の宝ホールディングス(松竹梅)、4位の大関に大差を付けて清酒業界売上ランキング堂々1位です。

そしてこの「まる」は「日本酒ブランド売上No.1」。ただこれ「インテージSRI調べ 日本酒2019年1月~12月累計販売金額(全国SM/CVS/酒DS系)」とありますね。おそらくSM=スーパーマーケット、CVS=コンビニ、DS=ディスカウントストアだけのデータ。酒屋さんも居酒屋さんも入ってません。とは言え1位は凄いことです。

ひとまず、キンキンに冷やしていただきます。

香りはほんのり酸味とかすかに穀物感。かなり控えめだから意識して嗅がないとわからないくらいです。

口当たりはさらさら。少し柑橘を感じる酸味と甘味がふわっと広がり、それが引いていくと、奥の方から柔らかい旨味が顔を見せます。後味は、糖分とかすかなえぐ味のようなものがじんわり残ります。そんな嫌な感じじゃないんですけどね。

こないだ飲んだワンカップ大関月桂冠・月と違って200mlカップしかなかったので、飲み切れるか心配だったんですが、思ったより全然大丈夫。アルコール13~14%の低アルということもあって、するする飲めました。

ただ、温度が上がってきたら性格が変わってきます。
常温くらいになると、香りは酸味の他に穀物感とともに甘さも開いてきました。味わいも、柑橘酸甘がはっきり出てきて、甘アルの含み香も立ちます。後味も存在感があります。良くも悪くもお酒っぽい。

美味しくないわけじゃない。でも、他にも美味しいお酒がたくさんある中で、あえてもう一度買おうとは思いませんね。
大手カップ酒飲み比べ(白鶴/まる、大関/ワンカップ月桂冠/月)では、個人的には月桂冠の月が一番好きでした。
ちなみにこの3つの中では「まる」だけが糖類も酸味料も添加しています。

ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」の荻野悠子さん。千尋のお母さんです。美人さんで、夫婦仲は円満ラブラブ。でも、千尋にはちょっと冷たいです。このあたりの理由は岡田斗司夫さんの説がめちゃくちゃ面白い。詳しくは→こちらのリンク先で解説されています。
ちなみに、物語冒頭で千尋のお父さんが食べてた、ぶよぶよとした謎の肉っぽいものは、シーラカンスの胃袋なんだそうです。この作品で原画を担当していた米林宏昌さん(アリエッティとマーニーの監督)がTwitterで話されていました。

満足度:★★★

白鶴

 

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