【来福 純米大吟醸 超精米8%】
美しく 上品なのに 色っぽい
その名の通りの凄いお酒。もちろんこんなの自分で買えるお酒じゃありません。SAKEdatabankさんの第8回キャンペーンでいただきました。実はいただいたのは3月。その頃に予定されていた日本酒会に提供するためにお店に預けてたんですが、その会が流れてしまって、飲むタイミングを失ってたんです。半年経って、ようやくいただくことができました。
来福さんは、こないだ飲んだフルーツポンチが美味しかったし、1月の初出社の日には樽酒をいただきました。でもこのお酒はどちらとも全然違いそう。なんせ、精米歩合がなんと8%! お米の92%は削られてしまっています。その削ったお米と削る前の玄米を、チャック付きポリ袋に入れて付けてくれてるのが嬉しいですね。面白い! ちなみにここまで磨くのに4日間かかるそうです。
でも、ただたくさん磨いて造っただけじゃありません。このお酒、世界一美味しい市販酒を決める審査会「SAKE COMPETITION」の2016年度、720mlで8000円以上のSuper Premium部門で1位に輝いています。そんな特別なお酒だから、開けるのが遅くなってしまったんです。
ようやく飲めるのが楽しみでしかたない!
気合を入れて飲んでいきましょう。
香りは、おだやかなお米の旨味と、とても上品で美しいアルコール感。
口当たりも、美しい甘旨ほろん。そこから、研ぎ澄まされた糖分の甘味がふわん。奥の方にきれいな苦味も現れます。苦味はあるんですが、雑味は全くありません。
鼻に抜ける甘アルの含み香も極上。と思ったら、あれ? いつの間にか消えて、美しい思い出だけが残ってます。はわあああー。美しいー。
アテは、鯛のなめろう。なめろうで鯛って初めてです。これがまた上品で、お酒の上品さと合うー!
開栓から2日目。おっ! 甘さが開いてきました。うっま!!
3日目は、さらに甘じゅわ! めちゃくちゃ華やかになってる! 糖分たっぷりの甘味と美しい苦味が、口の中いっぱいに、じゅわんっと広がって、色っぽい。美しいたけじゃなくて、色っぽくて、それなのに上品。初日も美味しかったけど、さらに感動的。
素晴らしいお酒でした。ありがとうございました。
スペックは、
造り:純米大吟醸
原料米:茨城県産 ひたち錦
精米歩合:8%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
酵母:東農大分離株(アベリア花酵母)
酵母は、来福さんお得意の花酵母なんですね。でも、東農大 分離株じゃなくて、東農
アベリアというのは、白くて小さい花を咲かせる低木。丈夫で、開花期間も6〜10月と長いので、生垣用としてよく使われてるそうです。そう言われてみれば、見たことある気がする!
10/12追記:そりゃ見たことあるはずです。通勤路に普通に咲いていたので、画像を自分で撮ったのに差し替えました。それ以来、歩いてるだけでアベリアがたくさん目につきます。花の名前みたいなちょっとした知識がつくだけで、世界が少しだけ変わって見えるんですよね。面白いなあ。
ジブリで例えると「紅の豚」のジーナさん。美しくて色っぽくて上品と言えばこの人!
アベリアの花言葉は、強運・謙虚・謙譲・気品・親しみ・優美・恋多き人生。なるほどこれはこのお酒にもジーナさんにもぴったり!
満足度:★★★★★
ジーナ様
— たかなししん (@takanashi_shin) 2022年1月13日
明日ざんす📺
マルコさん👨ポルコさん🛩️ローストポークさん🐷#イラスト #紅の豚 pic.twitter.com/F9Gw1KCb71
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