【勝山 MOON VALLEY 】
やわらかく やさしくふわり 消えていく



ちょっと前に「鴒」を飲んだ勝山さん。鴒はほんと素晴らしかったなあ。甘くてやさしくて感動的でした。
今回は、「MOON VALLEY」。ひとつ前の「MOONLIGHT BAUTY」からの月つながりです。
このお酒、モダンでカッコいいけど、ぱっと見て勝山さんだとはわかりませんでした。調べてみたら、秋酒のようですね。裏ラベルを見ても、どんな造りかもわかりません。でもまあ、勝山さんだから大丈夫でしょう。それでは、いただきます。
香りはわずかに炊いた麦。ほわんとやさしい穀物系。
口当たり、やさしくするんと水のよう。やわらかく、体になじんだその後に、旨味がふわりと現れます。その後は、何も残さず消えていく。ふんわりおだやか、おとなしい。
甘味はありません。そういう意味では辛口です。でもクラシックな感じは全くないから、モダン辛口とでも言いましょうか。淡いけど、いわゆる淡麗辛口とは全然違う。酒質がやわらかいから、甘くないのにやさしく感じます。酸もほとんどないけど、温度が上がってくると少しだけ乳酸。
パンチがないから印象に残りにくいんだけど、間違いなく美味しいです。でも、これはすぐにメモしないと思い出せなそう。
↓
実際、10分後にはもう味わいを思い出せず、美味しかったという記憶だけがある状態でした。不思議。メモ書いておいて良かった。
ちなみにこれをアップしている今日は、飲んでから4週間ほど経ってます。やっぱり味わいは覚えてないけど、メモがあるからなんとかこのレビューを書けました。メモ大事。
ジブリで例えると「もののけ姫」の冒頭、蝦夷の村でカヤと一緒にいた女の子。かわいかったような記憶はあるんだけど、ごめん、よく覚えてません。
好き度:★★★★
もののけ姫クイズ
— AKI-C👑あきしー (@AKI_C) 2023年7月21日
カヤはどれ? pic.twitter.com/8RCwWeA8SK
【DATA】
蔵元:勝山酒造株式会社(宮城県仙台市)
造り:純米吟醸酒
原料米:吟のいろは・ひとめぼれ
精米歩合:55%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:+3 ・・・ ちょい辛
酸度:1.4 ・・・ 普通
アミノ酸度:0.7 ・・・ 低い
製造年月:2023年9月
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