【大日盛 】
クラシック 旨苦ズドン 辛口酒
はじめましてのお酒、石川県加賀市・橋本酒造さんの大日盛です。
橋本酒造さん、公式サイトはあるものの、SNSなどはされておらず、今回の地震の被害に関する情報は非常に少ないんです。ただ、@TOMIYAMA_Kei さんが1/5に投稿された情報によれば、お酒や瓶・展示品は多く割れたもののお怪我はなく、1/5から開館されたそうです。
●(1/5 18:00現在)石川県酒蔵被害状況まとめ●
— とみーさん@日本全国の酒蔵を廻るIT社長 (@TOMIYAMA_Kei) 2024年1月5日
石川県内の各蔵情報、更新しました。
計14蔵の更新情報あります。
※誤報、デマ情報の拡散を避けるため、酒蔵・蔵元・蔵人さんが発信した情報を発信・取り纏めています。… https://t.co/UDdFdfr1qN
開館というのは、おそらく橋本酒造さんが運営されている大日盛酒蔵資料館のことだと思われます。大日盛酒蔵資料館では、無料で試飲ができるそうです。JRの駅から徒歩5分とのことなのも魅力ですね。
橋本酒造さんは、宝暦十年(西暦1760年)創業の老舗。現在の蔵元は十代目で、代表銘柄は「十代目」と「大日盛」。これを書くまで全く気付いていなかったんですが、前に「重右衛門」と言う銘柄を飲んだことがありました。吊るし搾りの効果か、旨味たっぷりなクラシック辛口酒なのに、とてもきれいなお酒でした。
今回のお酒は、見るからに普通酒。このクラシックな佇まい、良いですねえ。それでは飲んでいきましょう。
香りはほんのり蜜甘旨。フルーティーさなんて全くないクラシックな感じ。
口当たりはするっと入ってきて、旨苦がふわっと出てきたと思ったら、その旨苦がズドンと響きます。香りにはほんのり蜜もあったのに、甘味も酸味もほとんど感じません。ちょっと熟成の入った旨苦味。
これは冷酒じゃないですね。手で酒器を包んで温めます。
おっ!!
常温くらいで全然変わった!
香りも変わってアル熟酸。ほんのりスパイシーな酸が出てきた。
口当たりがとろんとして、味わいにも酸が立ってる。含み香も、アル添らしさと酸がふわっと鼻にツン。
やっぱり、どクラシックな辛口酒ですね。
アテは、さっき合わなかったウルメの若干しがめちゃくちゃ合います。醤油や味噌も悪くなさそうだけど、シンプルに塩味が良い。
ジブリで例えると「平成狸合戦ぽんぽこ」の権太。甘くない、若手5匹の中でいちばんの武闘派な、クラシック狸です。
好き度:★★★☆
『平成狸合戦ぽんぽこ』で権太がテレビを殴り壊すシーンがありますが、このシーンを描くためにジブリのスタッフは実際にブラウン管テレビをぶち壊しています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2022年7月3日
しかし、爆発もしなければ煙も出ない、閃光が走ることなく、この出来事は無かったことにされたそうです。https://t.co/XetdqpcCpm pic.twitter.com/vVt3m1o0GS
【DATA】
蔵元:橋本酒造株式会社(石川県加賀市)
造り:普通酒
原料米:五百万石
精米歩合:70%
アルコール度数:15~16% ・・・ 普通
日本酒度:+2.0 ・・・ ちょい辛
酸度:1.70 ・・・ 高め
製造年月:2023年12月
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