【三連星 純米大吟醸 渡船六号 無濾過生原酒】
おだやかな やわらか酸旨 ほの辛口
この日は、いつものお店(2か所)でよく合う常連さんに教えてもらったお店に、はじめて伺いました。その1杯目にいただいたのが、こちら美冨久酒造の三連星さん。こちらのお店のイチオシ銘柄で、3本あったものの中から、純米大吟醸をいただきます。
三連星さんは久しぶりですね。約2年ぶり。前回はジオンっぽいマークの付いたデザインでしたが、今回は丸っこくてガンダムっぽさはありません。まあ、裏ラベルには「宇宙世紀二〇二二年」とか「スペー酒ノイド」とか書いてるんですけどね。
美冨久酒造さんの元々の銘柄は美冨久。前にわんこラベルのお酒を飲みました。その美冨久酒造さんの四代目蔵元・藤居範行さんが2019BYに立ち上げた限定ブランドが三連星です。
銘柄名の由来は『
・渡船六号(祖父)・山田錦(父)・吟吹雪(子)という滋賀の酒米3世代を使う〈三〉
・純米大吟醸・純米吟醸・純米酒の3種類を中心に出していく〈三〉
・各種類の中に無濾過生原酒(通年商品)・特別限定・季節のお酒の3タイプを出していく〈三〉
・平成29年に創業100周年を超え新たな時代に入り、これまでの過去三代の蔵元に敬意を表しての〈三〉
〈三〉がずっと〈連〉なり〈星〉のごとく輝けるお酒を目指して名づけました。 』
だそうです。
うん、どう見てもこじつけ。こういうの好き。
ただ、山田錦の父親は短稈渡船という品種。この渡船六号は長稈だし、山田錦の父親とは別人別米だと思うんですけど、父を名乗るのはどうなんでしょう？ そもそも短稈の渡船2号が山田錦の父を名乗ってるのだってかなり怪しいんですけどね。
それでは飲んでいきましょう。
香りおだやかマスカット。
口当たり、やわらか米旨マスカット。それがほわっとふくらんで、旨渋後味残しつつ、酸アル含み香ほんわりと。
甘味は控えめちょい辛だけど、やわらかいから飲みやすい。
アテは、豚ロースの西京焼き。こんなの合わないわけがない。甘旨脂と味噌味で、お酒の旨味がふくらみます。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の信子。主人公・海ちゃんの友達の、ちゃきちゃき爽やか左官の娘です。かわいくてしっかりカッコいい。父親を尊敬してるのを公言してるのって、娘を持つ父としてはポイント高いですね。
好き度：★★★★
本日、21時金曜ロードショー｢コクリコ坂から｣海ちゃんの友達でカレーうどう好きな左官屋の娘、信子の声をやってます。ぜひ！ pic.twitter.com/TlIDcb2du0
— かんのとしみ (@kan_toshimi) 2020年8月21日
【DATA】
蔵元：美冨久酒造株式会社(滋賀県甲賀市)
造り：純米大吟醸 無濾過生原酒
原料米：滋賀渡船六号
精米歩合：50%
アルコール度数：17％ ･･･ 高い
日本酒度：+3.7 ･･･ 辛口
酸度：1.3 ･･･ 低め
製造年月：2023年7月
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