こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

新政 > サンドラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

新政あらまさ  No.6 THE NUMBER OF THE BEAST TYPE】

ピリシュワで 蜜の甘味と 複雑味

新政

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宴友会で飲んだお酒、ここからは、順不同です。たくさん飲んで、写真が残っていないものもあるから、比較しやすい順番でアップします。
というわけで、ひとつ前のBEAST TYPE Ⅱに続いて、2022年バージョンのBEAST TYPEです。こんなものがまだ残ってて、飲み比べできるってなんて贅沢!! ちなみに、実際にこの子を飲んだのは14杯目でした。

2024年のBEAST TYPE Ⅱと同様、こちらもハードロック/ヘヴィメタルの第一人者である音楽評論家・伊藤政則氏のトークイベント「政則十番勝負」の開催記念酒。2022年のときのものですね。2024と同じく666本限定で、価格も6666円(税込)です。もちろんNo.6で6号酵母

こういう数字の遊び、好きですね。くどき上手の出羽燦々33を思い出します。くときさんの方は、酒米精米歩合33%の出羽燦々を使って、3月3日に全国33店舗限定で発売され、価格は一升瓶で3333円。超お得!! しかも抜群に美味しいお酒でした。今年は買えなかったから、来年こそは飲みたいですね。

話は戻って、NUMBER OF THE BEASTは、日本語で言うと「獣の数字」。新約聖書ヨハネの黙示録第13章18節に記述されている数字です。引用すると以下のようになります。
「ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は666である。」
うん、意味がわかりません。

この数字、日本では、1976年公開のホラー映画「オーメン」に登場する“悪魔の子”ダミアンで有名ですね。6月6日午前6時に生まれ、頭に666のアザをもつダミアンを巡る物語で、大ヒットを記録しました。

ちなみに666の解釈としては、歴史に名を残す暴君・ローマ帝国第5代皇帝・ネロを指すという説もあります。皇帝ネロ(Nero Caesar)のギリシア語表記(Νέρων Καίσαρ, Nerōn Kaisar)をヘブライ文字に置き換え(נרון קסר, Nron Ksr)、これを数値化しするとその和が「666」になるんだとか。こちらは19世紀に広まった説らしいですが、よくこんなの見つけますね。より詳しくは、Wikipediaに「獣の数字」の項があります。


それでは、お酒の方を飲んでいきましょう。

上立ち香、蜜の甘さがほんのりと。奥にじんわりお米の旨さ。この蜜感は熟成によるものかもしれませんが、2年ものにしては熟成っぽさはありません。保管状態が良かったんでしょうね。

口当たり、強炭酸ピリシュワで、レモンの酸とほの蜜甘。凄い!フレッシュさを全く失ってない! そして、樽っぽい複雑な風味がほわり。
複雑だけどきれいなのは、BEASTⅡと同じですね。でも甘味と旨味は、BEASTⅡよりもはっきり感じます。両方美味しい!

ジブリで例えると「紅の豚」のサンドラさん。フィオのいとこです。フィオのお姉さんのジリオラに続いて紹介された人。派手ではないんだけど華やかな美人さんです。

好き度:★★★★

新政

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【DATA】
蔵元:新政酒造株式会社(秋田県秋田市)
造り:純米 貴醸酒 生酛 木桶造り 瓶内二次発酵
原料米:秋田県産米
精米歩合:麹米55%、掛米60%
アルコール度数:12% ・・・ 低い
酵母:協会6号酵母
製造年月:2022年8月


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