こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

くどき上手 > シベリアを受け取らなかった少女(風立ちぬ)[ジブリ酒]

【くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33】

甘じゅわん 少し固めの 苦じわり

くどき上手

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ああ!出羽燦々33!!
めっちゃ好きなお酒です。これで飲むのは4年連続。一昨年なんか、年間423杯中の第2位に入っています

このお酒は、山形県鶴岡市・亀の井酒造の、くどき上手さん。芳醇甘口が多い、大好きな銘柄です。今回の純米大吟醸 出羽燦々33は、山形県酒米出羽燦々でわさんさんを33%まで磨いた贅沢なお酒。それなのに価格は一升瓶で税抜3333円の超コスパ。ちなみに販売は特約店の中でも33店舗のみで、発売日は3月3日。めっちゃ遊んでるやん。
今年は全然噂を聞かなかったんですが、まさか飲めるとは! めっちゃ嬉しい。
それでは早速、飲んでいきましょう。

香りは甘ぽわ ほの米旨。メロンの甘さがありつつ、しっかりした骨格も感じます。

口に含むと甘じゅわん。シロップの糖分とメロンのフルーティーさが豊かで、そこからさらに味わい全体がぶわっとふくらみます。うっま!!

ただ、苦味がちょっと固いですね。甘味はしっかりあるのに思ったよりはドライに感じて、アルコールもちょっとツンとしています。これは、めちゃくちゃ美味しいけど、しばらく放置したらさらに美味しくなりそう。

実は、一昨年がそうだったんです。開栓初日はちょっと固かったんだけど、6日後にもう一度飲んだら、メロンの甘アルフルーティーが全開で感動! 去年はまだ固かったし、今年もそんな感じですね。この子、来年は買えるといいなあ。家でじっくり育ててみたいお酒です。

ジブリで例えると「風立ちぬ」の、シベリアを受け取らなかった少女。去年と同じです。
シベリアと言うのは、あんこをカステラで挟んだサンドイッチのようなお菓子。物語中盤、主人公の二郎が道端で子守をしている少女にシベリアを”恵んであげようと”するけど、この少女は受け取りません。施しを受ける謂れはないと思ったっぽい。でも二郎には、少女の気持ちが全くわからないんです。
まだちょっと固いけど将来は美人さんになりそうな、かわいくて誇り高い少女です。
まあ、今の時代で道端の少女にお菓子をあげようとしたら、違う意味でヤバいですけどね。

好き度:★★★★☆

くどき上手

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【DATA】
蔵元:亀の井酒造(山形県鶴岡市)
造り:純米大吟醸 生酒
原料米:山形県出羽燦々
精米歩合:33%
アルコール度数:16~17% ・・・ 高め
日本酒度:-5.0 ・・・ 甘口
酸度:1.3 ・・・ 低い
製造年月:2023年2月
酵母:小川10号・M310号

 

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