【くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33】
甘じゅわん 少し固めの 苦じわり
ああ!出羽燦々33!!
めっちゃ好きなお酒です。これで飲むのは4年連続。一昨年なんか、年間423杯中の第2位に入っています。
このお酒は、山形県鶴岡市・亀の井酒造の、くどき上手さん。芳醇甘口が多い、大好きな銘柄です。今回の純米大吟醸 出羽燦々33は、山形県の酒米・
今年は全然噂を聞かなかったんですが、まさか飲めるとは! めっちゃ嬉しい。
それでは早速、飲んでいきましょう。
香りは甘ぽわ ほの米旨。メロンの甘さがありつつ、しっかりした骨格も感じます。
口に含むと甘じゅわん。シロップの糖分とメロンのフルーティーさが豊かで、そこからさらに味わい全体がぶわっとふくらみます。うっま!!
ただ、苦味がちょっと固いですね。甘味はしっかりあるのに思ったよりはドライに感じて、アルコールもちょっとツンとしています。これは、めちゃくちゃ美味しいけど、しばらく放置したらさらに美味しくなりそう。
実は、一昨年がそうだったんです。開栓初日はちょっと固かったんだけど、6日後にもう一度飲んだら、メロンの甘アルフルーティーが全開で感動! 去年はまだ固かったし、今年もそんな感じですね。この子、来年は買えるといいなあ。家でじっくり育ててみたいお酒です。
ジブリで例えると「風立ちぬ」の、シベリアを受け取らなかった少女。去年と同じです。
シベリアと言うのは、あんこをカステラで挟んだサンドイッチのようなお菓子。物語中盤、主人公の二郎が道端で子守をしている少女にシベリアを”恵んであげようと”するけど、この少女は受け取りません。施しを受ける謂れはないと思ったっぽい。でも二郎には、少女の気持ちが全くわからないんです。
まだちょっと固いけど将来は美人さんになりそうな、かわいくて誇り高い少女です。
まあ、今の時代で道端の少女にお菓子をあげようとしたら、違う意味でヤバいですけどね。
好き度:★★★★☆
宮崎駿監督「風立ちぬ」にて、
— オクパラなゆか (@yuka_justise) 2020年2月26日
「君たちひもじくない?これを食べなさい」
「シベリアか。珍しいもの食ってるな」
などのシベリア登場シーン全般。#細かすぎて伝わらない映画の好きなシーン pic.twitter.com/ONK9aI5Kld
【DATA】
蔵元:亀の井酒造(山形県鶴岡市)
造り:純米大吟醸 生酒
原料米:山形県産 出羽燦々
精米歩合:33%
アルコール度数:16~17% ・・・ 高め
日本酒度:-5.0 ・・・ 甘口
酸度:1.3 ・・・ 低い
製造年月:2023年2月
酵母:小川10号・M310号
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