【ワンカップ大関mini 大吟醸】(おおぜき)
ちょっぴり繊細上品ワンカップ
大関のワンカップと良さげな純米大吟醸の飲み比べをしようと思ったら、ワンカップ大吟醸のミニサイズを見つけました。これはやっぱり気になる。普通のワンカップ(以降「青ワンカップ」)が意外に飲みやすかったから、こちらも迷わず購入です。
今回は1本しか買ってないので、最初からキンキン冷酒でいただきます。
香りは青ワンカップと似てますね。穀物・黒糖の甘さ。でも乳酸感もアルコールも控えめで、すっきりした印象です。
口当たりは、青ワンカップよりもちょっとだけ鮮やかな甘味から入ります。とは言え、そんなに強い甘さじゃなくて、ほんのり乳酸の酸味を伴った軽い味わい。そしてじわっと旨味が広がります。その後はすうっと消えていき、最後にちょっと酸味が顔を見せてきれいに切れます。含み香はアルコールがふわり。
アルコール感が少しだけ強いなと思ったら、度数が青ワンカップよりも1度高い15~16%でした。
温度が上がってきたら、香りの穀物感が主張を始めました。でもこの香りは、ちょっと好き嫌い分かれるかな。
大まかな味の印象は似てるのに、表現方法が青ワンカップよりちょっと繊細で上品で面白いです。なるほど、値段が青ワンカップの1.5倍するだけはあります。 って、それでも100mlで税込147円なんですけどね。
食事にも合わせやすそう。それも、ごく普通の晩ごはんに良い感じです。焼き魚とか煮物とかお味噌汁とか。
ジブリで例えると「耳をすませば」の北さん。聖司君のお爺さんの音楽仲間の、メガネの人です。普通のおじさん。でも、青ワンカップの時に書いたように、普通のおじさんにもみんな凄いところがあるんです。北さんは、音楽の楽しみをずっと持ち続けているところあたりが大吟醸感あります。ちなみにこの人、実は70歳。めっちゃ若く見えますね。
声は鈴木敏夫プロデューサー。最近鈴木さんのポッドキャスト「ジブリ汗まみれ」を聴いてるんです。だからこないだ耳をすませばを見返してたら、聞きなれた声が聞こえてきて面白かったです。
満足度:★★★☆
さて、次は本命の大関純米大吟醸です。良かったらそちらもご覧ください。
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