こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

稲乃花 > サンドラさん(紅の豚)[ジブリ酒]

稲乃花(いねのはな) 萌黄 無濾過生原酒】

おだやかな レモンの酸と シロップ甘

稲乃花

稲乃花
稲乃花
稲乃花

こないだ(つくも)を飲んだ稲乃花さん奈良県天理市・稲田酒造さんのお酒です。なんで白を「つくも」って読むのか推理したのが楽しかった。

ちょうど、わかむすめさんの萌木とか稲花酒造の1787(いなはな)さんとか飲んだばかりだから、稲乃花 萌黄というのがメニューに並んでるのを見て、運命を感じて選びました。だからどんなお酒か全くわかっていません。楽しみ♪ ラベルにちょっとだけ萌黄色がありますね。

萌黄

この「稲乃花」は2020年にスタートした稲田酒造さんの限定流通ブランド。ラベルデザインは、奈良在住の墨アーティストであるイマタニタカコさんの作品です。お酒の味わいを表現しているんだとか。

イマタニタカコさんの公式サイトを見ると、『書という枠にとらわれず墨の自由な表現を追求。襖絵、屏風、掛け軸という和のベースに抽象的表現や墨と異素材を組み合わせた試み』とのこと。なるほど墨でしか表現できない独特の抽象画。めちゃくちゃカッコいいです。

それでは、飲んでいきましょう。

香りはやわらか酸アルコール。乳酸とほんのりレモンもありますね。白麹かどうかわからないけど、ほんのりレモンのフルーティー

口に含むと酸ふわん。それがやわらかくふくらみ、シロップ甘味も追いつきます。酸甘中心でじんわり旨苦。レモンの酸なのに不思議に爽やかさを感じないんですが、しっかり地に足の着いたちょっと大人のかわいらしさがあります。

含み香は上立ち香ほどは感じませんね。甘味もしっかりあるけれど、それがきれいにさっと切れ、後味じんわり渋味だけ。この渋味のおかげで食事にも合いそうです。和食よりは洋食向け。トマト系のイタリアンなんかに合わせたいです。

ジブリで例えると「紅の豚」のサンドラさん。フィオのいとこです。フィオの姉のジリオラさんと並んで登場する、きれいな大人の洋風美人さん。

好き度:★★★★

紅の豚 サンドラ
©スタジオジブリ

稲乃花

稲乃花

【DATA】
蔵元:稲田酒造 合名会社(奈良県天理市)
造り:無濾過生原酒
原料米:奈良県天理市福住産 吟の里
精米歩合:50%
アルコール度数:16~17% ・・・ 低い
日本酒度:-5 ・・・ 甘口
酸度:2.2 ・・・ 高い
製造年月:2024年5月

 

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