こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]花垣 > 銭婆(千と千尋の神隠し)

花垣はながき 超辛 純米無濾過生原酒】

辛口で とろ酸甘から 旨じゅわぁ

花垣

前にも同じお店でいただいた花垣さん。前回同様、酒販店さんの特注だそうです。裏ラベルに見えるこの写真も、1枚だけの表ラベル。ただ、よく見ると、前回は「山廃純米無濾過生原酒」だったのが「超辛 純米無濾過生原酒」になっていますね。中身は違うっぽいです。

口当たりは酸甘ガツン。上立ち香はほとんど感じなかったのに、ここから熟成感のある含み香がぶわぁー。そして深みのある旨味と苦味がじゅわぁー。
インパクトはあるけど刺激が強いわけじゃなくて、優しさもあります。超辛というわりに甘味もしっかりあってびっくり。でも、この後半のキレと旨味は、どっしり辛口ですね。

スペックは、
造り:純米 無濾過生原酒
原料米:五百万石
精米歩合:60% ・・・ 結構しっかり磨かれていますね
アルコール度数:19% ・・・ めっちゃ高アル!
特注品だけあって、情報はラベルに書いてある分だけ。検索しても全くひっかかりません。

ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」の銭婆。力もクセもかなり強いけど、優しさもあります。

ところでこないだ、慶應義塾高校の古川晴彦先生という方が書かれた「ジブリの授業」という本を読んだんですが、その中で銭婆について面白い考察がありました。湯婆婆と銭婆は、「銭湯」から分かれた名前を持つ双子の姉妹。で、湯婆婆は名前から「銭」がなくなったから、水には不自由しないけど銭に執着する。一方銭婆は、銭には執着しないけど、水を追い求める。だから川の神であるハクを追い狙い、「沼の底」に住む。うーん、なるほど。

満足度:★★★★

花垣

 

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