【乾坤一 純米 うすにごり 生】
甘ほわん 旨しっかりな うすにごり
はじめましてのお酒、宮城・大沼酒造店さんの乾坤一です。「乾」は天、「坤」は地を意味し、この世で一番のお酒になりますようにと「乾坤一」と名付けたんだそうです。運命を賭けて、いちかばちかの大勝負をすることを「乾坤一擲」と言いますが、「一擲」は、さいころを一回だけ投げて勝負することみたいですね。
今回いただくのは、新酒第一弾のうすにごり。原料米ササニシキというのが、宮城っぽいですね。マスターにお勧めを聞いて、出していただきました。
色は透明感のあるうすにごり。澱がふよふよ浮かんでます。
香りはお米の旨味とほのかな甘乳酸がほわほわ。
口当たりは、甘旨ほわん。そこから旨味がぬぬぬっと広がります。ぐぐぐっというほど押しつけがましくなくて、滑らかに広がる感じ。ちゃんと甘くてしっかり旨い! そして含み香、甘旨アルコールがふおーーっと気持ちいい!
合わせたのは、イベリコ豚のソーセージ。旨脂がじゅわっとあふれるしっかり味の激うまソーセージです。日本酒に合わせるにはちょっと濃いめだけど、乾坤一さんはそれを受け止めて、しっかり美味しかった!
ジブリで例えると「ゲド戦記」のテナーさん。テルーの育ての親でハイタカの昔なじみです。ちゃんと自分を持ってて、流されない強さと大きな優しさがあります。
満足度:★★★★
ゲド戦記を観た。
— 籠り人 (@1eXLQVicacJO4cY) 2021年4月9日
作品についてはここでは問うまい。
ただ、ハイタカがアレンを連れて訪れたテナーの家での暮らしには渇望の思いを禁じえんな。
田舎の中古物件でも買おうか…。#ゲド戦記 pic.twitter.com/orX7j5YBC3
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