【一代弥山 純米大吟醸 生原酒】
ほんのりと 優しい甘旨 柔らかく
はじめましてのお酒、広島県廿日市・サクラオブルワリーアンドディスティラリーの一代弥山さんです。
こちらのお蔵さん、以前は中国醸造という名前だったのが、2021年にサクラオブルワリーアンドディスティラリーに改名されたんだそうです。海のすぐそばのお蔵さんで、南には日本三景のひとつ厳島(宮島)が見えるのだとか。それで、厳島の主峰・弥山の名を借りて銘柄にしたんだそうです。
全然知らなかった銘柄です。楽しみ♪
香りは、ほんのかすかにお米の柔らかい甘さ。
口に含むと、、、ん? 水?
それくらい透明感があります。と思ったら、柔らかいおコメの甘味旨味がじんわり広がります。優しいなあ。
そのまま、主張することもなく、すぅっと消えていきます。とても優しい薄味。でも物足りなさは全然ありません。じんわりうまぁー。
スペックは、
造り:純米大吟醸 生原酒
原料米:こいおまち、八反錦
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+2 ・・・ ちょい辛
酸度:1.2 ・・・ 低め
アミノ酸度:1.1 ・・・ 低め
酵母:広島もみじ酵母
原料米、八反錦は広島の代表的な酒米ですが、こいおまちは初めて聞きました。調べてみたら、こちらも広島の酒米で、その名の通り雄町の系譜。改良雄町より大粒で心白も大きく、芳醇で雑味の少ない酒質になるんだそうです。「こい」は「恋」と、広島だけに「鯉」にもかかってるんだとか。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のドーラさん。冒頭でキキのお母さんの作る薬を買いに来ている老婦人です。エンディングにも、キキの手紙を読むシーンで登場していますね。とても優しそうなおばあちゃんです。
満足度:★★★★
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