【飛露喜 純米吟醸 愛山 生】
心地良い 大きな優しさ じわわわん
お久しぶりの飛露喜さん。言わずと知れた、福島の超人気酒です。現在の日本酒革新の火種になったと言っても過言ではない銘柄。しかも愛山の生酒。そりゃ迷わず注文しますよ。なかなか会えないお酒なので、気合を入れて飲んでいきます。
香りは、優しい米旨ほの甘ほわわん。
口当たりは、旨甘酸がバランスよくじわわわん。酸味→旨味→甘味の順番に味わいが膨らみます。しっかり豊かなのに、ほんわか心地良い味わい。包み込まれるような大きな優しさを感じます。旨甘アルの含み香も素晴らしい。
めちゃくちゃ美味しかったから、もう1杯おかわりしました。
スペックは、
造り:純米吟醸 生酒
原料米:愛山84%
精米歩合:50%
アルコール度数:16.6 ・・・ ちょい高め
日本酒度:+3 ・・・ ちょい辛
酸度:1.6 ・・・ 高め。でも、トゲはなくて優しいです
ジブリで例えると「紅の豚」の、冒頭でひと仕事終えたポルコが、ホテル・アドリアーノに向かう夕暮れのシーン。
とても美しい美術。ひと仕事終えた充実した旨味が、優しく心地良く包み込んでくれます。仕事の高揚感はまだ残しつつ、ちょっと落ち着いて穏やか。
そして、惚れた女に会いに行く、でも会っても何もできないことがわかってるほろ甘苦い温かさ。この時点のジーナさんはまだ人妻ですからね。ポルコの、やるせないけど高まる気持ちを想像してしまいます。
満足度:★★★★☆
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