こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]日日 > 海の中の背景画(レッドタートル)

日日にちにち 武者修行 花の香酒造】

穏やかに とても優しく 余韻ほわん

日日

レア酒。こちらは、いろいろあって「澤屋まつもと」の松本酒造を離れた松本日出彦さんが、新たに立ち上げたブランド。そして、松本さんが全国各地の酒蔵で造った武者修行シリーズの、熊本・花の香酒造バージョンです。

花の香酒造と言えば、今年は産土うぶすながめちゃくちゃ話題になってますね。でも僕はまだ産土さんに会えてないんです。その前の、花の香ブランドの時も、実物を見たことすらない。タイムラインにはしょっちゅう出てくるんですけどね。初めての花の香酒造さんが日日というのは、全然参考にならなそうです。でも、これは今飲んでおかなきゃ二度と飲めないですから、記念に注文しました。どんなお酒なんでしょう?

香りは、優しい旨味がほんのりと。
口当たりも優しくほろん。お酒というよりも、心地良い風味のある水という感じですね。明らかにただの水とは違うんだけど、味というよりも、風味と言った方が近いです。そして余韻も穏やかにほわん。
あたたまってくると、ようやく出てくるアルコール感も、やっぱり優しいです。

これは、味の強いめな豆腐の冷奴を醤油かけずにいただくのとか、そら豆の優しい旨さとか、そういうのに合わせたいですね。最初の乾杯酒にも良いかも。でも残念ながら、一日の最後の締めのお酒じゃありませんでした。

スペックは、
造り:純米酒
原料米:兵庫県東条産 山田錦
アルコール度数:13% ・・・ 低アル。でも体感はもっと低いです

ジブリで例えると「レッドタートル」の、海の中の背景画。淡い色合いで、水なんだけど、ただの水じゃない不思議な感覚。

レッドタートル」、ジブリの中では飛びぬけてマイナーですよね。ご覧になった方はどれくらいいるんでしょう?
公開は2016年。監督は、オランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットさんで、日本・フランス・ベルギーの3か国による合作。カンヌ国際映画祭の、独自で特異な作品に与えられる「ある視点」部門特別賞を受賞しています。

全編通して一切セリフがないという、かなり前衛的でアーティスティックな作品です。でも、とても美しいし、見終わった後に、不思議な深い後味が残ります。独りのちょっと寂しい夜なんかにおススメですよ。
あと、毎回言ってるけどカニがかわいい。

満足度:★★★☆

レッドタートル
©スタジオジブリ

日日

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