［ジブリ酒］天明 ＞ 夕子(耳をすませば)

【天明（てんめい） 〇宗 山廃おりがらみ生】

うすにごり 複雑ふわり ふくらむ酸

お久しぶりの天明さん。去年飲んだ、同じ曙酒造さんの「央」がめちゃくちゃ美味しかったなあ。
今回のお酒は、会津若松市の酒販店・會津酒楽館 渡辺宗太商店さんのハンプ会限定・試験醸造酒です。面白いのは、ハンプ会で同時に届く、冩樂の宮泉銘醸さんの仕込み水を使ってるんだそう。酵母を交換するのは聞いたことあるけど、水の交換は初めて聞きました。同じ会津とはいえ、酵母よりも重くて運ぶの大変そうですね。だからこそ面白い。

ひとつ困ったのは、品名。表ラベルと裏ラベルとWEBで、書いてる品名が全部違うんですよね。ややこしい。まあ頒布会だし、店頭やWEBで探される商品じゃないから良いのかな。

ともあれ、飲んでいきましょう。

色はうすにごり。
香りは、にごりらしい甘苦酸旨。バナナの甘さと澱の苦さ、乳酸とお米の旨さを感じます。良いですねえ。

口に含むと、にごりの複雑な甘酸苦ふわり。そこからじわじわ味わいが開きます。乳酸＆ライチの酸味と白玉のふわ甘味。旨味苦味もじわじわり。後半、酸味がどんどんふくらむけど、それが全然イヤじゃない。美味しかった～。

スペックは、
造り：特別純米 山廃 おりがらみ 生
精米歩合：55%
アルコール度数：15% ･･･ 普通

ジブリで例えると「耳をすませば」の夕子。主人公・雫の友達で、野球部の杉村のことが好きなんだけど、途中で失恋しちゃう子です。甘酸っぱい青春と、ほのかな失恋の苦味。でもエンディングでは杉村と待ち合わせしてるっぽいから後味は良いです。

満足度：★★★★

耳をすませばの夕子ちゃんも大好きです♡‴
恋に一生懸命で、とってもかわいい女の子。 pic.twitter.com/FJiZ3DzBVB

— 𝐫𝐢. (@iOO____ri) 2022年8月27日

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