【川中島幻舞 Autumn Limited 金紋錦】
甘とろん ヘーゼルナッツの 風味ふわっ
ひとつ前の投稿に続いて、同じく信州地酒頒布会の限定酒です。山田錦は一升瓶だったけど、こちらの金紋錦はなぜか四合瓶。
イラストの頭巾の人は、とくに説明は書いてないけど上杉謙信公だと思います。川中島ですしね。「弁慶じゃない?」って話もでたんですが、さすがに縁もゆかりもないから違うでしょうね。
で、後から調べてみたら、この頭巾は仏道を修行する人がかぶっていた「行人包」というもので、弁慶がかぶってるのと同じなんだそうです。なるほど!
でも、謙信が剃髪したのは、第五次川中島合戦の10年後の1574年だから、川中島ではこの頭巾はかぶっていなかったというのが最近の説だそうです。
ついでに言うなら謙信を名乗ったのは1570年だから、川中島の時は謙信ですらなかった。しかも、第一次~第三次川中島合戦の時は長尾景虎、第四次は上杉政虎、第五次は上杉輝虎と名前が変わっていくからややこしいです。
まあ、細かいことは気にしないことにして、お酒に戻りましょう。
香りは、おだやか白ブドウと、爽やかほのアルコール。きれいですね。
口に含むと、おだやかな甘味がとろん。さっきの山田錦よりもおとなしいかな。っと思ったら、後半に甘アルがぶおん! ヘーゼルナッツリキュールみたいな不思議な風味があります。うっま!!
僕、「フランジェリコ」などのヘーゼルナッツリキュールも好きなんですよね。でもそんな風味の日本酒ははじめて。
あたたまってくると、さらに甘味が開きます。甘味が強いわけじゃないけど、とても印象的。
スペックは、
蔵元:酒千蔵野(長野県長野市)
造り:無濾過生原酒
原料米:金紋錦
アルコール度数:16% ・・・ 高め
製造年月:2022年10月
ジブリで例えると「ハウルの動く城」の主人公・ソフィー。主張が強いわけじゃないけど、明らかに特別な力を持ってます。そして後半は甘々。
満足度:★★★★☆
「未来で待ってて」からの「探したよ」の流れも素晴らしいけど、髪色も長さも変わったソフィーをハウルがちゃんと認識できてるのがもう尊い🙏 pic.twitter.com/BkLDEx6tOT
— かまきり (@run_piano_study) 2022年11月20日
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