【吉田蔵u 石川門】
ほの甘苦 →やさしい苦味が じわじわり
こないだ飲んだ百万石乃白うすにごりがめっちゃ美味しかった吉田蔵uさん。2021年に「モダン山廃」を掲げてデビュー。雑誌dancyuで紹介されて一気に人気銘柄になったお酒です。ちなみに、『”u”は「優しい」の優。「あなた」へのYouです』だそう。
前回は、山廃っぽい深みがありつつモダン爽やかで美味しかったんです。もっと深掘りしたいと思っていたところ、すぐに会えました。これは飲まなきゃ。
さっそくいただきます。
香りは、ミネラルとハーブっぽさを含んだ不思議な風味。
口に含むと、ほのかな甘苦から、苦味がじわじわり。ミネラル感のある美しくやさしい苦味ですね。じわうま~。なんとなく、森と土の息吹を感じます。
飲み込んだ後は、後味すっと消えてすっきり。含み香も苦中心で、ほの甘旨ふわり。
美味しいですね。
アテは「きくらげと豚の玉子炒め」。木須肉と材料は似てるけど配分が違う、きくらげたっぷり料理です。きくらげのコリコリ食感とネギの甘味とお肉の旨味が絶妙! お酒にもめっちゃ合います。
この料理、こちらのお店で前にも食べで美味しかったから、自分でも作ってみたくなったんです。今回はその視察も兼ねて真剣に味わいました。美味しかった~。
で、できたのがこちらのレシピです。美味しくできた!
今回の吉田蔵uさんをジブリで例えると「もののけ姫」のコダマ。シシ神の森にいる、精霊のような無垢な子どものような不思議ななにかです。漢字で書くと「木霊」。まさに森と土の息吹を形にしたような存在。ちなみにジブリ公式設定で、ラストシーンで1匹だけ残ったコダマは、その後数百年経つと、トトロになります。
好き度:★★★★
『もののけ姫』のラストシーンで1匹だけ登場するコダマは、成長するとトトロになるという裏設定があります。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2022年10月12日
この設定は、ジブリで活躍したアニメーターの故・二木真希子さんが提案しました。https://t.co/wYxhdbEPqg pic.twitter.com/vBKRAJGcJh
【DATA】
蔵元:株式会社吉田酒造店(石川県白山市)
造り:純米吟醸 山廃
原材料:石川県産 石川門
精米歩合:60%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
製造年月:2022年10月
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