【作 凝縮H】
甘アルが 激しくガツン 三倍満



お久しぶりのお酒、三重県鈴鹿市の超人気銘柄・作です。でもこの作はそんじょそこらの作じゃない。なんせ、アルコール度数が30%超え。酒税法による日本酒の定義は「アルコール分が22度未満」なので、これはもちろん日本酒じゃありません。種別は「雑酒」になっていますね。
このお酒は、純米酒「作 穂乃智」を、三菱ケミカルが開発したゼオライト膜に通したお酒。ゼオライト膜とは、非常に小さな穴がたくさん空いた膜。水分子はその穴を通れるけど、それより大きいアルコール等の分子は通しません。つまり、その膜を使うことで、お酒から水分だけを取り除くことができるんです。そのおかげで、アルコールだけじゃなく旨味などの成分も2倍に凝縮される。
とまあ、理屈はわかるんですが、味は全く未知数。でもこのお酒、375mlの小瓶が税込5500円することもあって、居酒屋さんではまず見かけないんです。ところが、元祖日本酒ユーチューバー・まちゃるさんの動画で、大阪のお店でこのお酒を飲んでた。そりゃもう行くしかありません。というわけで、こちらのお店には、このお酒を目当てにやって来ました。
さあ、いったいどんな味なのか、飲んでいきましょう。
色はほんのり黄色。この色はなんの色なんでしょうね。製造年月が去年の6月だから、多少は熟成されている可能性もあります。でももはや、そんな常識は通用しないような気もする。
香りは、アルコールがガツン! 甘味ボンっ!
僕はウイスキーやジンや焼酎もストレートで飲みますが、それよりアルコール感が強いよこれ。
口当たりは、とろりんと、いきなり甘アル激しくガツン。さらに甘アルが爆発して、苦味もズズン。これはアルコール由来の苦味っぽいですね。奥にほんのりレモンの酸苦もあります。
30度って、普通の日本酒の2倍のはず。でも、甘味もアルコール感も通常の3倍以上に感じます。シャアかよ、ザクだけに。
特にアルコール感は、40度オーバーのウイスキーよりも刺さります。まあウイスキーは、基本は樽熟成されてまろやかになってるんですけどね。
もちろん和らぎ水を飲みながらチビチビ飲んだんですが、和らぎ水はいつもの5倍くらい必要でした。
水割りにしたら良いのかもしれませんが、それじゃ凝縮した意味がないですよね。あ、でも、ライムを搾ってソーダ割りにするのは良さげ。
飲めたのは嬉しかったけど、好きかと言われたら、正直そういう次元のお酒じゃない。でも、経験としてはめちゃくちゃ面白かった!!!
ちなみにこの子、50ccで1300円でした。定価からすると、お店で提供するには良心的。でも50㏄はちょっと多いですね。ウイスキーと同じく、1ショット30ccでちょうど良いと思います。
アテは、発酵おでんではとても太刀打ちできません。合わせるなら、ナッツとかスモークチーズとかビターチョコとかが良さそう。うん、完全にウイスキーのアテやん。
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のヴ王。漫画版だけに登場するトルメキアの国王です。つまりクシャナの父親。見た目はとても美しいとは言えないし、やってることはえげつないし、どう見ても暴君。ただ、愚王かとも思ってたら、終盤にまさかの大活躍。しかも言ってることが妙に哲学的で深いんですよね。「風の谷のナウシカ」という作品を体現する人物です。
好き度:★★★
失政は政治の本質だとヴ王も仰ってる。 pic.twitter.com/xhJCiTMayS
— mendelhim🐾 (@mendelhim) 2020年4月7日
【DATA】
蔵元:清水清三郎商店株式会社(三重県鈴鹿市)
造り:純米酒→ゼオライト膜凝縮
アルコール度数:30~31% ・・・ 普通の倍
製造年月:2022年6月
関連記事:
![]() |
---|