こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

初亀 > フェラーリン(紅の豚)[ジブリ酒]

初亀(はつかめ) 急冷美酒 普通酒

爽やかな ハーブの苦味と アルコール

初亀

初亀
初亀
初亀

はじめましてのお酒、静岡県藤枝市・初亀醸造の初亀さんです。初亀さん、普通に変換したら20日目って出るんですね。フォローしてる方で「毎月20日は二兎の日」をやってる方がいらっしゃるんですが、「毎月20日は初亀の日」でもいいのか。
毎月6日は新政の日だし、9日は九尾の日だし、10日は天美の日だし、記念日多くて大変だ。

初亀醸造さんは、寛永12年(1636年)創業。現存する酒蔵の中では、静岡県内最古。全国でも31番目に古いお蔵さんなんだそうです。「初亀」は「初日のように光り輝き、亀のように末永く栄える」事を願ったネーミング。確かに歴史がある!

今回いただくのは、普通酒。それも、一升瓶で税込2090円の超コスパです。この、いかにも普通酒ですという佇まいが素敵ですね。こういう普通酒、好きなんです。
「急冷美酒」というのは、パストライザーという瓶火入れの機械で火入れを行ったことが由来。パストライザーは、お酒を瓶詰め後に熱湯シャワーをかけて加熱する機械で、その後に冷水で急冷することで、フレッシュさを保つことができます。

ただ個人的には、パストライザーという名前にちょっとひっかかってるんです。パストライザーって、単に「低温殺菌(パストライゼーション)する機械」という意味なので、従来の蛇管やプレートヒーターを使った火入れ機でも英語ではパストライザーだと思うんですよね。そこらへん、詳しい方がいらっしゃったら教えてください。
余談ですが、低温殺菌(パストライゼーション)は、19世紀フランスの細菌学者にして近代細菌学の開祖、ルイ・パスツールが開発したことから名付けられた手法です。ワクチンによる予防接種法の開発に大きな貢献をした方ですね。

また脱線してしまいました。お酒に戻って、飲んでいきましょう。

香りはほぼないけど、わずかに蜜レモン。
口当たりはとろん。ん?薄口? と思ったら、全ての味が同時にふわっと開きます。ふおお、美味しい。そこから、アル苦がさらにぐぐぐっ。

爽やかなハーブっぽい苦味とアルコール感が気持ち良いですね。甘味はほんのりだけ。酸味は大きくはないけど、ライムっぽい感じ。
含み香も爽やかアルコールで、後味はその余韻のほの苦です。
爽快辛口ライトクラシックですね。美味しかった!


アテは、肉厚しいたけ焼き。シンプルで旨味たっぷりな料理と爽やか辛口のお酒が合う~。

ジブリで例えると「紅の豚」のフェラーリン。イタリア空軍に所属しているポルコの旧友。苦味もたっぷり知ってそうだけど、爽やかなおっさんです。

好き度:★★★★

初亀

初亀
初亀

【DATA】
蔵元:初亀醸造株式会社(静岡県藤枝市)
造り:普通酒
原料米:兵庫県山田錦
精米歩合:麹米60%、掛米70%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+5 ・・・ 辛口
製造年月:2023年3月
蔵出年月:2023年3月

 

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