【赤武 AKABU 翡翠 純米吟醸】
優しくて 輪郭くっきり 透明感
サケサミット2日目の8杯目は赤武さん。この翡翠は、今年新発売の夏酒です。さすが大人気銘柄の新製品、発売直後からしょっちゅうタイムラインに現れてました。僕も飲みたかったんですが巡り会えず。でも、このイベントに赤武さんが来られるから、きっと飲めるだろうと期待していました。やっぱり会えた~!
でも今回は、このお酒よりももっと会いたい人がいるんです。それが、赤武酒造の杜氏・古舘(ふるだて)龍之介さん。東京農業大学醸造学科在学中に 全国利き酒大会のチャンピオンになったという逸話を持つ杜氏さんです。
赤武酒造は、元々は岩手県の海沿いの町・大槌町にありました。ところが、東日本大震災の津波と火災で酒蔵は全壊。廃業も考えられたそうです。当時、龍之介さんはまだ大学1年生。
2014年に大学を卒業した龍之介さんは、なんとか復活した実家の酒蔵に戻り、いきなり杜氏に就任します。そして翌年の全国新酒鑑評会でいきなり金賞を受賞。いきなりすぎる!! 龍之介さんが立ち上げた新ブランド・AKABUは、もはや大人気銘柄です。
そんな古舘龍之介さん、実際にお会いしたらやっぱりカッコよかった~!
さて、それではお酒の方も飲んでいきましょう。
香りは、高級スポドリ。うん、これはスポーツドリンク。でも、それがまた気持ち良い!
口に含むとやっぱりな、高級スポドリ甘酸が、やさしくしっかりぽわぽわん。乳酸&青リンゴの酸味甘味が爽やか鮮やかに広がります。13度の低アルで、アルコール感はおだやか。でもこのアルコール、含み香の中に甘フローラルとともにふわっとあって、「ああ、お酒おいしい」という満足感があります。
うんまああ。
優しいけど輪郭はくっきりな、透明感のある夏酒でした。
ジブリで例えると「猫の恩返し」の、猫の国の陽光。キラキラきれいで透明感のある光。日差しは強いのに全然暑そうじゃなくて、爽やかです。気持ちよくて昼寝したくなる!
好き度:★★★★☆
猫の国を隅から隅まで明るくしようと考えていた森田監督。楽しい想像を膨らませるスタッフが揃っていたそうで、結果的に猫の国はお菓子の国のようになったのだとか。〝美味しくおかしい作品にしよう〟という森田監督の思いがたくさんつまっているのですね🥰#猫の恩返し #猫の国 #猫の国かわいい #kinro pic.twitter.com/cC0ZjdcI61
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2018年8月24日
【DATA】
蔵元:赤武酒造株式会社(岩手県盛岡市)
造り:純米吟醸
精米歩合:50%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
製造年月:2023年5月
関連記事:
![]() |
---|