【十四代 中取り純米】
甘ぽわん 豊潤なのに やわらかく
日本酒界の最高峰・十四代様。また会うことができました。レアと言われる銘柄ですが、お店だとけっこう飲めるんですよね。なんだかんだよく飲んでます。でも今回は特別純米。十四代様でこのグレードははじめてですね。どんなお酒か楽しみ。さっそく飲んでいきましょう。
香りはほんわり梨甘と、お米の旨甘やさしくふわり。
口に含むとやわらかく、梨フルーティーが広がります。後半は、甘ぽわたっぷり、旨苦じわり。豊潤なのにやわらかい甘味がとろんとたまりません。
はああああ、いつ飲んでも素晴らしい。相変わらず、なめらか過ぎてお酒が喉を通る感覚がありません。口の中からふわっと消えてしまいます。
無濾過だからもっと濃く強いのかと思ったら、意外にやわらかでした。聞いてみたら、この日は開栓から5日目とのこと。1日目は「濃い!」って思ったけど、やわらかくなってきたんだそう。僕はこれくらいが好きですね。
アテで合ったのは、鯛のマヨポンカルパッチョ。これ、豪華なことに、金箔とプラチナ箔が乗ってます。凄い! まあ、金もプラチナも味はしないんだけど、料理の見た目ってめちゃくちゃ大事。鯛の旨味もしっかりで、お酒の旨味を引き立てます。美味しかった~!
ジブリで例えると「紅の豚」のジーナさん。歳を経てますます美しく色っぽくなっている女性です。
好き度:★★★★☆
紅の豚のジーナは、プライベートの庭でも身なりをきっちりしていて、不法侵入してきたカーチスにだらしない姿を見せずに済んだ。
— コウ🌿 (@kou15296710) 2021年9月7日
これはポルコがいつ来てもいいように、常にポルコが訪れることを想定してしっかりしていたんだよね。
おてんとうさまがみている、ではないけど美しい精神だと思う。 pic.twitter.com/mVTDknFY7E
【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:特別純米 無濾過生詰
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2023年3月
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