【天美 純米大吟醸 播州愛山】
やわらかく 豊かできれいな 甘じゅわん


大好きな天美さんの、4ヶ月連続でリリースされるお米違い純米大吟醸。赤磐雄町米・廣島千本錦に続いて第3弾、播州愛山です。
今回の播州愛山、杜氏の藤岡さんによると、「今年はより愛山らしくをイメージしまして、ありったけの愛と感謝を注いだところ‥天美イチの甘うまな仕上がりとなりました」だそう。なにそれ気になる!
瀬戸内のお米違い純米大吟醸
— 藤岡美樹@天美女性杜氏…夫は主夫 (@sakeTENBI) 2023年6月28日
第3弾播州愛山を7月6日に発売させていただきます😊
今年はより愛山らしくをイメージしまして、
ありったけの愛と感謝を注いだところ‥天美イチの甘うまな仕上がりとなりました😆💓でも天美らしさは健在✨✨
こんな仕上がりは初体験。
是非お試しいただきたいです😊
→続 pic.twitter.com/plIidJOueh
それではさっそく飲んでいきましょう。
開栓は、千本錦ほど栓が浮いてはこないけど、栓が開くと同時にプシュ!ぼんっ! やっぱり天美さん、火入れでも元気ですねえ。
香りは、他の天美さんよりちょっとおとなしいかな。控えめな糖甘米旨がほのかにほわり。おだやかだけど気持ちいいいい!
口に含むと、やさしいピリシュワ微炭酸。桃とスイカのフルーティー。一歩奥に、きれいな苦味とマスカット。ぽわわん甘味とじわわん苦酸。そこから甘味がじゅわわわん。
はああああ、これは至福! めちゃくちゃ美味しいです。去年も美味しかったけど、今年は確実に去年を超えてきました。去年より甘味がやわらかく、豊かで、きれいです。愛山のポテンシャルを藤岡さんが引き出したら、こんな凄いことになるのか!
とても豊かなのに濃密ではなくて、きれいで印象的な甘味。後味にはやさしい旨苦もじわっと残って、それがお酒に深みを与えています。
ちょっと席を外したら常温くらいまで温度が上がったけど、それでもきれいさは崩れずに美味しいまま。でも、やっぱり本領発揮は雪冷え(5℃)~花冷え(10℃)くらいかな。
アテにはいろいろ用意しました。まずはヤンニョムチキンとチェダーチーズ。
ヤンニョムチキンは、辛味がお酒の甘味を引き出して、めちゃくちゃ合います。チェダーチーズは、悪くはないけど、まあまあくらい。


そして、廣島千本錦のときにも買ってきたミートオードブル。今回はなんと50%引き。この内容とボリュームで199円はありえないでしょ! 去年も大恋愛結婚だったローストビーフはやっぱり鉄板。ただ、去年は醤油の方が美味しかったけど、今年はローストビーフのタレの方が合ってたのは面白いですね。いちばん合ってたのは地鶏の炭火焼。鶏の旨味にお酒の甘味が反応してぽわあああ。うまあああ。
天美さんは相変わらず、美味しすぎて止め時が難しいですね。2日目3日目の変化が楽しみだから、意思の力を総動員して、初日はここまで。
そして2日目、もう甘味が開いてる! 甘味が、さらにじゅわっとジューシーで幸せです。この甘味、やっぱり豊かなんだけど、ベタベタしたところはなくてきれいなんですよね。2日目もうっまーーーー!
メイン写真にしたグレープフルーツは、実はそこまで合いませんでした。グレープフルーツの酸味でお酒の甘味を引き出そうとしたんだけど、そもそもグレープフルーツがそんなに酸っぱくなかった。甘味同士が相殺されて、苦味が引き立っちゃいました。ぶっちゃけ、ポッカレモンの方が合いましたね。
でも、オリジナルレシピの「野菜超たっぷりトマトそうめん」にはばっちり合いました。料理の爽やかな酸旨でお酒の甘味がじゅわわー。
3日目は、華やかでかわいらしい酸味が少し出てきました。甘味はもちろんじゅわっと広がり、奥行きのある旨苦味もじわん。でももうなくなっちゃった。ああああ、素晴らしいお酒でした。
廣島千本錦も去年を超えてたけど、播州愛山はそれ以上の進化を感じました。感動!!
天美さん、どこまで美味しくなるんだろう。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」のエンディング。ふたりを隔てる障害は解決して、やさしく甘い雰囲気。めっちゃ甘いのにベタベタはしてなくて、爽やか。そして、マイナーコードの主題歌「さよならの夏」が、作品に不思議な深みを与えています。
好き度:★★★★★
【DATA】
蔵元:長州酒造株式会社(山口県下関市)
造り:純米大吟醸 原酒
原料米:兵庫県産 播州愛山
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
酵母:協会901号
製造年月:2023年7月
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