【金鼓 純米吟醸 赤ラベル】
熟成の 蜜甘きれいな 変態酒
ちょっと奈良市に来る用事があって、かなり久しぶりに「なら泉勇斎」さんという酒屋さんに伺いました。こちらは、奈良のお酒に特化した酒屋さん。奈良県内28の酒蔵で造られた120種類以上のお酒を販売されていて、そのすべてを格安有料試飲できるというすばらしいお店なんです。奈良に来られて奈良のお酒を買いたいという時には、ぜひこちらにいらしてください。
で、今回いただいたのは、しばらくぶりの金鼓さん。どれを飲んでも変態で、全部美味しい大倉さんの別ブランドです。
大倉さんも変態だけど、この金鼓さんも変態で、これまで飲んだのは、17年物の古酒とか米粒どぼどぼ水酛濁酒とか。でも今回は、ただの純米吟醸です。これはもしかして普通のお酒なのか!?
さっそく確かめてみましょう。
色はくっきり山吹色。
香りは熟成 蜜甘です。
はい、安心安定の変態でした。
口に含むと熟成の、蜜酸甘がするっときれい。そこから甘味がふくらんで、一緒に旨味と苦味もぐぐぐ。
後味は、豊かな甘旨じわわんと。ほんのり蜜アル含み香が、ふわっと広がりゆっくり消える。
うんうん、これぞ大倉さん。めちゃくちゃ美味くてきれいな変態。
明らかに熟成かかってるんだけど、どこか上品なのが不思議です。
ジブリで例えると「もののけ姫」のおひいさま。冒頭に登場する蝦夷の里の長老です。年は取ってるけど、力を持っていて、どこか上品です。
好き度:★★★★☆
ヒイさまは、エミシの隠れ里の老巫女。石や木片などを並べて、吉凶を占います。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2021年8月13日
呪いをうけたアシタカを占い、西へ旅立つよう告げます。
声を担当したのは、森光子さんです。#もののけ姫 pic.twitter.com/DscEBCnziG
【DATA】
蔵元:株式会社 大倉本家(奈良県香芝市)
造り:純米吟醸 瓶燗火入
原料米:山田錦
精米歩合:60%
アルコール度数:15.0~16.0% ・・・ 普通
日本酒度:+2前後 ・・・ ちょい辛
酸度:1.8前後 ・・・ 高い
アミノ酸度:1.1前後 ・・・ 低い
製造年月:2023年7月
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