【而今 純米吟醸 愛山 火入】
高品質! しっかりなのに 美しく
お久しぶりの而今さん。三重県名張市・木屋正酒造さんの造る超人気銘柄です。「而今」とは「過去に囚われず、未来に囚われず、ただ今を精一杯生きる」という意味。カッコいいですね。
あまりに人気で、ネット通販を見ると、この愛山は一升瓶で3万円近くの値段が付いています。でも、定価は4620円(税込)なので、そんな高い値段で買っちゃいけませんよ。
言わずと知れた銘酒。しかもお米は「酒米のダイヤモンド」愛山です。実は而今さんの愛山は、2020年から毎年こちらのお店でいただいています。今年で4年連続。だからもう、美味しいのは知ってます。さっそく飲んでいきましょう。
香りはほんのり米甘と、ふんわり洋ナシ、かすかにバナナ。
口に含むとフレッシュな、甘酸ジューシーマスカット。奥にほのピリ微炭酸。それがふわっとふくらんで、お米の旨味が追いかける。
美しい 甘旨アルの含み香が、すうっと鼻に抜けていき、後味に 何も残さず消えていく。でもその後は、美味しかったという余韻がしっかり残ります。
うんま!!
しっかりしたお酒なんだけど、ゴツいわけじゃなくて美しい。味わいはどれも特段強いわけじゃないんだけど、とにかく美味しい。質が高いとはこういうことかと実感できます。やっぱり凄いお酒!
アテは、明太ポテサラが最高に合いました。明太子の塩味と辛味がほんのり効いたやさしいポテサラで、お酒の甘旨がふわああああっとさらに開きます。
ビンチョウマグロのお造りも、魚の脂がお酒と溶け合って、醤油がお酒の甘味を引き出してじわああああ。これも幸せ!
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の松崎良子さん。主人公・海ちゃんのお母さんです。しっかりした大人の女性で、めっちゃ美人さん。しかも戦後すぐの時代に単身で留学するくらい優秀です。
好き度:★★★★☆
海の母親は、松崎良子といいます。年齢は38歳。大学時代に海を身ごもり、澤村雄一郎と駆け落ちした行動力のある女性。英米文学の大学助教授で、夫の死後は実家に戻り、アメリカに単身留学しています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2023年7月14日
声優は、風吹ジュンが担当しています。ジブリ作品には、『ゲド戦記』以来の参加です。 pic.twitter.com/4JRVBEz8Tq
【DATA】
蔵元:木屋正酒造株式会社(三重県名張市)
造り:純米吟醸 火入
原料米:兵庫県産 愛山
精米歩合:50%
アルコール度数:15.5% ・・・ 普通
日本酒度:±0 ・・・ 普通
酸度:1.6 ・・・ 普通
製造年月:2023年10月
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