こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

大嶺 > 不二子ちゃん(カリオストロの城)[ジブリ酒]

大嶺おおみね) 3粒 冬のおとずれ】

ピリシュワで 甘いボディーと にごり苦

大嶺 冬のおとずれ

大嶺 冬のおとずれ
大嶺 冬のおとずれ
大嶺 冬のおとずれ

こないだ飲んだ無濾過生原酒が感動だった大嶺さん。今回は、冬限定のにごり酒です。

ちなみに1枚目の写真は、VTuberおコメちゃんの主催している、満月の夜にお酒と生け花を楽しむ #酒月華ぷろじぇくと に投稿した作品です。下のサムネで紹介された時点から再生されるのですが、最初は普通の紹介だったはずなのに、途中から妄想がふくらんでえらいことになっていますwww



「冬のおとずれ」は、はじめてです。これ、おととしまでは「ゆきおんな」という名前だったんですが、去年、名前が変わったんです。「ゆきおんな」は、おととし分を去年の1月に飲んで、2022年の年間Top10に入るくらい美味しかった!

当然去年の「冬のおとずれ」も飲みたかったんですが、運悪く巡り合えなかったんですよね。だから今年は、大嶺さんを扱ってる販売店さんの入荷情報をこまめにチェックして、入荷当日に買いに走りました。めちゃくちゃ楽しみ!

それではさっそく、開栓しましょう。
まずは冠頭(アルミキャップ)をはずし ポンッ!!!!
冠頭を半分まで外したところで、栓が、過去イチ大きな音をたてて天井までふっ飛びました。耳が痛いし、めちゃくちゃビビった。蛍光灯に当たったら割れてガラスが降り注ぐくらいの勢い。こんなに激しく飛んだのに、お酒が噴出さなかったのは奇跡ですね。

ほんとならここで上澄みを飲みたいところなんですが、既にけっこう混ざっちゃってますね。今回は諦めて、普通ににごりとしていただきましょう。

香りは甘酒ラムネ感。やさしい甘酒の甘さと、にごりらしい乳酸と、わずかにオレンジも感じます。

口に含むとピリシュワで、やさしく豊かな綿あめ甘味。ほんのりレモンの酸味もあって、濁りの苦旨じんわりと。最後はアル甘含み香ふわあ。

このにごりらしい苦味とお米の旨味が気持ち良いですね。14.5度だからアルコールは低めだけど、思ったよりもしっかりアルコール感があります。そしてそれが含み香として、甘味と一緒に飛んでいくのがたまらん。

ほわあああ、やっぱりめちゃくちゃ美味しい!


アテは、明太ポテサラとチキン南蛮。そりゃもう合わないわけがない。ほんのり甘味のあるアテによって、お酒の旨味がより鮮明になってほわわわっ!

お昼ごはんに作った「至高のペペロンチーノ」「チーちくオーロラ和え」にもよく合いました。

柿のベビーチーズ和え
面白かったのが「柿のベビーチーズ和え」。柿をトースターで加熱することで甘味が引き立ち、ベビーチーズの適度な塩味とクルミの触感がアクセントになります。大量にもらった柿を消費するためのレシピだけど、これは美味しい。
そしてそれに冬のおとずれを合わせると、お酒の甘味が消えて、一気にドライな発泡にごり酒になります。お米の旨味と澱の苦味がぎゅっとシャープに感じられて、これも面白い!


ジブリじゃないけど例えると「カリオストロの城」の不二子ちゃん。おしとやかそうなクラリス付きの侍女として登場するけど、中身はかなり激しいです。甘く豊かなボディーで誘惑してくるし、ドライでシャープな顔も見せる。

好き度: ★★★★☆

大嶺 冬のおとずれ

大嶺 冬のおとずれ
大嶺 冬のおとずれ

【DATA】
蔵元:大嶺酒造(山口県美祢市)
造り:純米 無濾過生原酒
原料米:山田錦
精米歩合:50%
アルコール度数:14.5% ・・・ 低め
製造年月:2023年10月


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