こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

三芳菊 > 猫王(猫の恩返し)[ジブリ酒]

三芳(みよしぎく) ネコと和解せよ 無濾過原酒】

酸渋と よくわからない 謎のクセ

三芳菊

三芳菊
三芳菊 ネコと和解せよ

こないだ「冬の白ぶどう」を飲んだ三芳菊さん。これまた特徴的なラベルですね。

知ってる方も多いと思うけど念のために説明すると、「ネコと和解せよ」の元ネタはキリスト看板。街中でときどき見かける、聖書の言葉が書かれたシンプルな看板です。その看板の一種「神と和解せよ」の「神」の文字の一部を消すと「ネコ」になるんですね。一時期ネットで流行ったやつです。パワポで雑に作った画像を3枚目に載せておきます。

ちなみにこちらは、岩手の喜久盛酒造さんとのコラボ商品。タクシードライバーが有名なお蔵さん。喜久盛さんの方は「死後さばきにあう」というお酒です。相変わらずとんがってるなあ。
ちなみに前に飲んだ三芳菊さんの「妬み」(ねたみ)も、三芳菊の徳島県酵母と岩手の酵母「ゆうこの想い」を交換して作ったというコラボ商品でした。喜久盛さんの方は「嫉み」(そねみ)。合わせて嫉妬です。

三芳菊さんと言えばクセのある酒というイメージですが、この子はどんなクセがあるんでしょう? さっそくいただきます。

香りは甘酸と、よくわからないクセ。なんだこれ?

口に含むと酸渋クセ。それがぐいっと寄ってきて、クセたっぷりの後味ずずん。
甘味・旨味・酸味・苦味・渋味のどれにも分類できない独特のクセがあって、それが味わいの中でいちばん強く主張しています。

うーん、ごめんなさい。あんまり好みじゃない。ネコと和解できませんでした。

ここで、一緒に飲んでた友達が、なぜかこれを燗にしようと言いだして、ご相伴にあずかりました。
温度は感覚値で55℃のとびきり燗。クセはやっぱり残ってます。でもそれにレモンを足してみると、クセが少し収まりました。レモン強い!

ジブリで例えると「猫の恩返し」の猫王。なかなかクセのある王様です。

好き度:★★★

三芳菊

三芳菊

蔵元:三芳菊酒造株式会社(徳島県三好市池田町サラダ)
造り:無濾過生原酒 ・・・ 等外米を使ってるから、特定名称は名乗れません
原料米:徳島県産等外雄町50%・等外山田錦50%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
酵母:徳島酵母
製造年月:2023年12月

 

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